ファテープル・シークリー
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ファテープル・シークリーはアグラから40km程西にある、ムガル帝国第3代皇帝アクバルによって建設された都市です。
アクバルは息子誕生を記念として1574年にアグラから遷都しましたが、慢性的水不足と猛暑の為1588年には廃城と
されています。
街は殆どが赤砂岩で造られており、アクバルは土着文化とイスラム文化の融合した都市作りを進め、ヒンズー教徒の豪族たちも
要職に起用するなどして、強権と伝統文化の融合の中で政治を行ったようです。1986年に世界遺産に登録されています。
元の都市は非常に大きな規模であったそうですが、現在は宮廷地区とモスク地区のみが遺されています。
今回時間の関係で宮廷地区のみ見学しました。


ジャイプールからアグラへ向かう途中で
ファテープル・シークリーに立ち寄りました。
その途中の景色にこんな馬車や
ラクダの荷車に遭遇します。
ラクダは頭が良くて一度通ったルートは
記憶するので、御者は何もしなくても
家と仕事場を往復できるそうです。


ラクダは良い写真が撮れず、チョット
拝借してきました。


街道筋にはスリランカとは違う
塑像が建っています。
何かの神様でしょうか。
霧が深いです。
トイレ休憩のホテルです。
赤レンガ主体の建物は
この地に似合っています。
作業員のお嬢さんはすっぽり
顔を隠していました。
ジャイプールからアグラまでの
高速道路(遮蔽なし)は
デリー〜ジャイプールに比べると
殆ど交通量がありません。
お蔭で移動時間も短くて済みます。

午前中は毎日こんなふうにガスで
見通しが悪く、観光には不向きです。
高速道路でも途中にはこうした
集落があります。
どこの集落も結構賑わっています。
其々の人の衣装もそれほどひどい
物ではありません。
三輪タクシーの利用度も結構多い
ようです。
ファテープル・シークリーに
入る煉瓦の壁です。
立派な城壁が残っています。
城門です。
昔の都市跡ががれきのように
残っています。
昔は立派な街並みがあったのでしょう。
城郭への入り口にある城壁です。
この辺りで産出される赤砂岩の
石造りです。
宮殿への入り口です。
ここからは見渡す限り赤砂岩の
建物ばかりです。
ディワーネ・アームと呼ばれる
外の謁見場です。
一般民衆との交流を図った場所だ
そうです。
広々としています。
ディワーネ・ハースと呼ばれる
内謁見場です。
アクバルがここで高位の役人と
面談したようです。
一見木造のように見えますが
全ては赤砂岩でできています。
ディワーネ・ハースの内部には
彫刻を施した大きな柱が
立っています。
この上が王座になっており、
謁見に訪れた人は王を見るには
真上を見上げることになります。
権力を示すためだそうです。
柱の先には細やかな彫刻が
為されています。
まるでボルトとナットで止めたような
飾もありました。
これらはすべて赤砂岩から
彫られています。木造ではありません
ディワーネ・アームの
反対側の建物です。
多分ここも王様の謁見場所だろと
思いますが、確かではありません。
バーンチ・マハルと呼ばれる
5階建ての塔屋です。
風通しの良いように壁は一切
使われていません。
風の塔とも呼ばれます。

左手は舞台になっています。
小さな池が残っています。
沐浴場でしょうかね。
バーンチ・マハルを内庭から
眺めています。
花の季節にはもっといろいろな花が
咲きそうです。
庭内に国内の旅行客だろうと
思われる家族が来ていました。
アーヌブ・タラーオ(池)です。
四か所から橋が架けられています。
中央部へは橋を渡らないと行けません。

画面にポインターを置くと
別角度からの池がご覧いただけます。
王の寝室の有った建物だったと
思いますが、記憶が定かでは
ありません。王の代理の大臣の
居室だったかもしれません。
内部は涼を取るために水が
張れるようになっていたと思います。
右手に見えるのは
ジョーダー・バーイー殿です。
アクバルのお妃の名前を付けて
います。王宮です。
今回内部は見る時間がありません
でした。
この石は象を繋ぐ石です。
象は犯罪者として裁かれる人を
王の代わりに判決するのだそうです。
象が踏み殺せは死刑と言う訳です。
あな恐ろしや。
ファテープル・シークリーから
アグラへ向かう途中のレストランで
昼食を摂りました。
ターリー料理と言うそうです。
一枚のお盆にすべての料理が
載せられてきます。
上の白いのはご飯、時計回りに
タンドリーチキン、ジャガイモカレー、
カリフラワーのカレー、茄子のカレー、
豆のようなもの、スルメの様で
スルメでなく野菜の乾燥したようなもの、
キャベツのピクルス風、カレー汁、
野菜の天ぷら、マトンカレー。
真ん中はナンとバナナ。
少しづつなので結構食べやすいです。
アグラに近づくとゴミの山の中に
寝そべる牛が増えます。
餌を漁っているのでしょう。

このようなゴミの山があちこちに
ありました。
街道には荷車を並べた
物売りが沢山居ます。
野菜なども色々あるようです。
軍用列車が通過しました。
窓には枠がついていました。

画面にポインターを置くと
同じ軍用列車の後部に積んでいた
軍用車輌もご覧いただけます。
アグラの街に入りました。
この後、アグラ城、タージ・マハル廟へ
向いました。
それらの写真は「アグラ」から
お入りください。
ただし、今の所前回の写真のみです。
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