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ジャイプール(Jaipur)はヒンディー語ではpurが短音表記となるためジャイプルが正しいようですが、通常の呼び名に基づき、
ここではジャイプールと表記しています。
デリーの南西260km位の場所にあり、デリーからは列車も走っています。道路は一応高速道路ですが、完全に遮蔽された道路では
ない上に、高架交差部分が未完成で常時渋滞しているようです。我々が通った時も霧が出て激しい渋滞に巻き込まれました。
幹線道路の為か、トラックの数が非常に多く、運転も結構乱暴で、日本人には到底運転できそうもない走り様です。
2014年1月にデリーからジャイプールに向かい、ここで一泊しました。午前中は霧が深く何も見えないので移動に費やし、
午後のみの観光となりました。デリーからはトイレ休憩入れて約5時間。その間霧は晴れることなく、窓外の景観もカメラには収まって
くれません。街道沿いの人々の生活はスリランカに比べるとレベル的には落ちるようです。貧富の格差の大きさでしょうか。
人口の違いも大きいのでしょう。前回デリー、アグラ、コルカタではあまり見なかった牛たちもゴミの山をあちこちで漁っている姿に
遭遇しました。ただ、車両の走行を阻害するような風景にはお目に掛かれませんでした。
ジャイプールは1876年に英国 ヴィクトリア女王の息子、アルバート王来訪の際、歓待の意味を表すピンク色に街中の建物を塗ったことが
きっかけとなり、その後も、街並みをピンクに塗装されるのが伝統となって、「ピンクシティ」の景観が作られていったそうです。
ジャイプールの街は1727年にジャイン・スイン2世によって建設が始まり、それまでの首都であったアンベールから遷都しました。
ジャイプールのジャイは王の名前、プルは城擘に囲まれた街と言う意味から名付けられたそうです。現在も旧市街は城壁で囲まれ
7つの門から出入りしたようです。1947年のインド独立後も王族はシティパレスに居住しており、一部は博物館として公開
されています。
昼食を摂ったホテルから 「シティ・パレス」へ向かう 途中に旧市街への入り口の門に 出会いました。 最も西寄りの門のようです。 |
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通りに面した建物は殆どが このようにピンク色に塗られています。 ピンクシティと呼ばれる所以です。 |
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こんな立派な建物もあります。 | |
旧市街への入り口の門です。 |
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ジャンタル・マンタルと呼ばれる 天文台です。 スイン2世はデリーなど5か所に 天文台を建設していますが、 ジャイプールのものが最大だそうです。 これは日時計です。 反対側にも同じものが角度を変えて 作られており、北半球、南半球の 時間が判るのだそうです。 |
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庭内にはいろいろな天文観測器具が 並んでいます。 |
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日時計の一つです。 分単位まで計測できます。 画面にポインターを置くと 実際の影が時間を示している 所をご覧いただけます。 |
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太陽星座器です。 |
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ジャンタル・マンタルの全景です。 正面は巨大な日時計です。 右手の方には12か月の星座の モニュメントがあり、それぞれの運勢を みられるようになっています。 画面にポインターを置くと ジャンタル・マンタルから望遠出来る 風の宮殿の裏側がご覧いただけます。 風の宮殿は別の項で説明しています。 |
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旧市街の中心にある宮殿です。1726年にスイン2世が建設を始め、ヒンズーとイスラムの 建築様式を使った建造物となっています。 宮殿は現在もマハラジャの住居となっており、居住区以外は博物館として一般に公開 されています。邸内には一般客の利用できるレストランもあります。 |
ジャンタルマンタルから望む シティパレスです。 マハラジャの住居部分が 見えています。 |
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シティ・パレス内の博物館です。 館内は写真撮影禁止と なっています。 |
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博物館から入った庭内です。 | |||||||||||||
宮殿への入り口、ラージェンドラ門 です。象の石像が立っていました。 門の装飾もなかなか立派なものです。 |
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銀製の大壺です。 ギネスブックにも登録されて いるそうです。 1902年、当時のマハラジャが 英国・エドワード7世の 戴冠式に参列する際、 ガンジス川の水を沐浴用に 運ばせるために特注したのだ そうです。重さが345kg、 容量は900gもあります。 以前はケースはなかった そうですが、現在いたずらを 防ぐためにガラスケースで 蔽われています。 |
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謁見の場を通り抜けたところに 赤い壁面と黄色い宮殿が 目に入ります。 |
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上の赤い塀の向こうには このようなレストランがあります。 王族も時には食事を摂るそうですが、 一般に開放されています。 画面にポインターを置くと 奥からの眺めもご覧いただけます。 |
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シティ・パレスへの入り口と なります。通常はこちらから 入城するようです。 |
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宮殿と言えど、その前は 斯様に雑然としています。 野良犬は至る所で見られます。 勿論野良牛もあちこちでゴミを 漁っています。 |
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こちらが正式の門です。 さすがに細やかなモザイクで 飾られています。 画面にポインターを置くと 右手の詳細をご覧いただけます。 |
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アンベール城の外観です。 城は丘の上にあるので、バスはこの マオサ湖 (MaothLake)の傍で駐車します。 湖は人造湖だそうです。 ここからは下の写真のような 四駆でお城の入り口まで行くか、 象タクシーと称する象に乗って 上まで行くか、自分の足で行くか、 三通りあります。 我々は四駆に乗っていきました。 象は湖の周囲を回って城に上ります。 太陽門から入って行きます。 四駆は城の向こう側の道を迂回して 月の門から入ります。 |
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城の入り口付近です。 ここまで四駆で来ます。 城の北方向を見ています。 奥の丘にも何やらお城らしき ものが見えます。 その後ろには長城が連なって います。 インドの各地(と言っても行ったのは 4都市だけだけど)ではハトが 結構見られます。 それもものすごい群れになっています。 宗教的要因があるんでしょうかね? |
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城の入り口を入ると正面に 太陽門が見られます。 東の方向になります。 象タクシーで登るとこの門から 入城するようです。 |
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南西寄りの階段で上の階に あがります。 階段を上るとすぐ右に曲がって 上の階にあがります。 |
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一つ上の階にある謁見の間 (パブリックオーディエンス)です。 柱にも彫刻がり、梁の支えは日本の 寺院を想起させます。 |
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上の階から見た前庭全体の眺めです。 左の門が月門で四輪駆動車で 登った人の入り口になります。 |
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上の階にあるガネーシャ門です。 宮殿の入り口になります。 門全体に象嵌細工が施されています。 大理石を薄く削り透かし彫りになった 窓枠があります。 風の通りをよくするためのようです。 全面モザイクは豪華さを感じます。 この門の向かいに謁見の間があります。 ポインターを画面に置くと 窓の部分をご覧いただけます。 |
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左は宮殿内の部屋です。 右は鏡の間にある鏡で、 この鏡は普通に見ると人影は 見えません。一定の角度で レンズを向けるとこんなふうに フロアにいる人を撮ることができます。 |
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宮殿内部です。 インドの他のお城の内部に 共通した作りになっているようです。 中庭の中心には噴水の設備も ありますが、水は出ていませんでした。 |
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鏡の間の壁は小さな鏡が 埋め込まれています。 大理石にモザイクが施され 何とも豪華です。 |
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鏡の間のモザイクです。 部屋全体に施されています。 王の居室になっています。 画面にポインターを置くと 回廊部分のモザイクも ご覧いただけます。 |
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勝利の間です。 ステンドグラスに見えるのは 大理石を薄く削り、 透かしのようになっています。 王妃たちの居室です。 画面にポインターを置くと ステンドグラス風の部分を 拡大してご覧いただけます。 |
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一番上の階にある ソーハグ・マンディールです。 |
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一番上の階から下の階を 眺めています。 正面は中庭の鏡の間で王の居室です。 |
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奥が入場門(月門)と前庭です。 手前はその上の階で左の門から 入ってきます。 |
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逆光で見難いですが、 城の西にあるジャイガル要塞です。 アンベール城の一角になります。 1726年にアンベール城の砦として 建設されています。 |
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まさに万里の長城を感じさせる 城壁が周辺を取り巻いています。 インドにも中国かぶれした 王様がいたんですねぇ。 |
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マンサガール(ManSagr)湖に 浮かぶ水の宮殿です。 アンベール城の夏の宮殿です。 マハラジャの遊び場だったのでしょうが 現在は売りに出ているようです。 画面にポインターを置くと 岸辺からの眺望もご覧頂けます。 |
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ホテルへ向かう途中で織物工場によりました。職工さんが自分でやるように呼び込みます。試し織にはそれなりのチップが必要です。 | |||||||||||||
ホテルでの夕食もカレーです。 大体どこも同じような内容です。 右はホテルの朝です。毎朝濃い霧に 蔽われます。 ここのホテルもなかなか雰囲気があり、 リゾートっぽいところです。 画面にポインターを置くと 別の様子もご覧いただけます。 |
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ファーティブル・シークリー経由で アグラへ向かう途中朝一番で見に来た 風の宮殿(ハワーマハル)です。 宮廷の女性が外を見るための建物で 外からは内に居る女性は 見えません。 窓は風が通るように設計されて います。そのため風の宮殿と 呼ばれていますが、シティ・パレスの 一部です。 ジャンタル・マンタルの傍に 建っています。 画面にポインターを置くと 斜めからの建物をご覧いただけます。 意外に薄い建物です。 |
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