アグラ
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 ファテープル・シークリー
アジア

アグラはデリーから南へ約180キロ位のところにあります。
ガンジス河の最大の支流であるヤムナー川沿いにある街で、1526年にムガール王朝が
開かれています。三代目のアクバルがアグラを都と定めました。
ムガル帝国第五代の王シャー・ジャハーンによって建てられたタージ・マハル廟が
あることで有名です。世界一美しい建物と言われ世界遺産になっています。

更に、アクバルにより建設がはじめられ、完成には18世紀初頭までかかった
アグラ城があります。これも世界遺産です。デリーのレッド・フォートと同様に
赤砂岩で造られた赤い城です。
アグラの街は美しい並木の街並みと青空市場でごった返す街並みが併存しています。
デリー、コルカタでは見られなかった野牛(?)が所々で見られました。
アグラへは往路を特急列車で、復路は車で走りました。
2014年1月にスリランカからインドゴールデン三角地帯(デリー、ジャイプール、アグラ)へ回り、
今回はデリー〜ジャイプール〜アグラ〜デリーとバスで再訪しました。高速道路はあるものの、
日本のように整備された高速道はデリー〜アグラ間くらいで、結構時間がかかりました。
ジャイプールからアグラへ出て、アグラからデリーへ向かいました。
今回分の写真は下記ボタンからお入り頂けます。

2014年アグラ

デリーからアグラへの
汽車の切符です。
6人で3,030ルピ-
一人505ルピ-(約
1,000円)です。
朝早いニューデリー駅
です。
特急車両の車内です。
半分が進行方向、
半分が逆方向に座席
が並んでいます。

(*)
我々が座ったのは
ちょうど中間の
テーブルつきの席
でした。
たった1000円の
運賃で、朝食も
サービスされました。
飲み物は紅茶が
だされ、十分でした。
アグラ到着後
まずはタージ・マハル
へ向かいました。
これは東門です。
東西南北対象に
作られており、夫々
門があります。
むかしは南門は
皇帝の出入り口で
一般人は使えない
門だったそうです。

ポインターを置くと
南門がご覧
頂けます。
タージゲートです。
タージ・マハルへの
入り口になります。

(*)
正面がご覧いただけ
ます。
タージゲートからの
タージ・マハルの
眺めです。

タージ・マハル廟は
五代目の王シャー・
ジャハーンがお妃
ムムターズ・マハルの
死をいたんで、世界で
最も美しい墓を建てる
為に作られた廟だ
そうです。
タージ・マハル廟は、
1632年に着工され
1653年完成しました。
総大理石造りで、前後
左右対称形に作られて
います。
四隅の柱は広がって
見えるように外側が
直線で内側にテーパー
がつけられています。

壁面は宝石の象嵌細工で、内部には王妃の
墓があります。
大理石のお棺が
ありますが、遺体は
その下の地下に埋め
られています。
内部は写真撮影が
禁じられています。
内部の壁面です。
大理石に象嵌細工が
施されています。
珊瑚、サファイア、翡翠
ジャスパーなどが
使われています。
細工はペルシャ、トルコ
から技術者を集めた
そうです。
この子孫が現在も
アグラに残り、アグラは
象嵌細工の街に
なっているようです。

別画面の花に囲まれた
中央の白い部分の
彫り物はインド人の
技術者の手によるもの
だとのことです。
タージ・マハルから
ヤムナ川の向こうに
アグラ城が望見出来
ます。
シャー・ジャハーンは
息子にアグラ城に幽閉
され、毎日城から
タージ・マハルを
眺めていたとのこと
です。
死後、タージ・マハルに
娘の手で葬られて
いますが、彼のお棺は
中央にある王妃のお棺の横に置かれてい
ました。

タージ・マハルの横に
建てられているモスク
です。
ここは現在も使われて
います。

反対側にも同じ建物が
建てられていますが、
これは迎賓館として
利用されています。

対称に作るために
建てられたものです。
近くの象嵌細工の
工場では職人が
仕事をしていました。
大理石のテーブルで
高価なものは日本円で
30万位します。

(*)
象嵌用にカットされた
宝石です。
アグラ城の正門です。
1565年にアクバルに
よって建設され、シャー
ジャハーンまでが
この城を利用しました。
シャー・ジャハーンは
息子にこの城に幽閉
され、息子はデリーに
都を移しました。
世界遺産に登録されて
います。

(*)
遠景がご覧頂けます。
城内右手にある
アクバルの宮廷です。
王妃の館です。
他の赤砂岩造りの
建物に比べ大理石を
豊富に使っており、
シャー・ジャハーンの
王妃への思い入れが
窺われます。
床も大理石のモザイク
になっています。
前庭は植え込みです。
シャー・ジャハーンが
幽閉されていた場所
だそうです。

ここからのタージ・マハ
ルの眺めは
ポインターを画面に
置くとご覧頂けます。
議会場跡と回廊です。
アグラ城の建物にも
多くの象嵌細工が
施されています。
国王の謁見場所です。
アグラ市内の風景です。
野牛(飼い主のいない牛
をそう言うそうです)が
街中を闊歩していました。
適当に餌は貰えるよう
です。

(*)
同様の場面です。
街中では結構多くの
種類の果物を売って
いました。
アグラ大学です。
やはり赤砂岩の石で
作られています。
なかなか立派な大学
でした。
アグラでの食事も
カレーとナンでしたが、
ポタージュのスープが
美味しかったです。
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