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大阪の天保山は国土地理院の山として認定されている中で最も低い山(4.53m)です。
当初は安治川の入り口の目印として作られた築山(約20m)でしたが、明治時代には砲台設置の為
山が削られ、7.2mとなり、1971年の測量値は7.1m、その後地下水のくみ上げなどで地盤沈下が生じ
1977年には4.7mとなり、1993年には一旦地形図から外されましたが、地元の要請により4.53mの
高さで1996年に再び地形図に記載されました。山の周辺は天保山公園となって整備されています。

天保山地区は大阪湾、安治川、天保山運河に囲まれた島になっています。
天保山の周辺は1990年にオープンしたハーバービレッジと呼ばれる
商業、レジャー地区になっています。
天保山旅客ターミナル(航路)、大観覧車、マーケットプレイス、海遊館、
大阪文化館天保山などが並んでいます。
海外からの観光客なども結構入っているようです。
天保山公園内には桜並木もあり、彼岸桜とソメイヨシノが向かい合って
並んでいます。
安治川を挟んで西岸にはユニバーサルスタジオが有ります。
生憎の雨の中、大阪天保山へ
行ってきました。
ここが天保山山頂になります。
天保山公園の中にあります。

石畳の中に二等三角点が
あります。
天保山4.53mの標識です。

画面にポインターを置くと
「日本一低い山」の標示板を
ご覧いただけます。
三角点から離れた場所に
「天保山跡」の碑が
立っていました。

跡ってなんの跡なのかなぁ〜
山が動いたわけでもあるまいに。
碑に説明があったのかも…・
天保山公園の東入り口に
歌川広重の描いた天保山の
絵がタイルで画かれています。
当初は20m程の高さがあった
と言われており、こんな感じ
だったのかもしれません。


天保山公園の東口からの様子です。
彼岸桜が咲いていましたが
ソメイヨシノはまだ蕾の
状態でした(平成26年3月26日)。
この奥に天保山があります。
西口からの公園の眺めです。
階段の上は展望台になっています。
此の山を天保山と間違えやすい
感じです。
展望台からは残念ながら
築港や安治川の様子は
眺められません。
園内の彼岸桜が眺められます。

橋は高速道路で向かい側には
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが
あります。
園内にある「西村捨三」氏の
銅像です。
彼は大阪港の建設に従事し
初代の大阪築港事務所長を
努め、第6代大阪知事に
任じられています。

西村翁は京都の時代祭の
創設者でもあります。
この塔は明治天皇が明治元年3月
大阪行幸のおりに天保山を訪れ、
ここから海軍の操練を観閲
された由で、これを記念して
建てられたものです。
碑文では大正天皇の銀婚式に
塔の建設が建議され、
昭和4年5月起工10月完成と
記されています。

この塔の右下にあるのが
天保山三角点です。
3月26日はまだ周辺の桜は
開花していませんでした。
公園の東側には大観覧車が
設けられています。
高さは112.5mあります。
この時は修理改装中で
稼働していませんでした。
春休みで大勢の子供たちが
バスで見学に来ていました。
大観覧車が稼働しておらず
皆残念そうでした。
更に東へ向かうと「海遊館」
(水族館)があります。
春休みで平日と言えど切符売り場は
長蛇の列で、時間の関係で
残念ながら中には入れませんでした。

画面にポインターを置くと
行列をご覧いただけます。
海遊館の傍には
「大阪文化館天保山」があります。
旧サントリーミュージアム天保山です。
色々なイベントを開催しており、
水木しげるの描く妖怪テーマパークが
昨年(2013年)のイベントとして
開催されています。
二階建ての建物はマーケットプレイスで、
レストラン、ファーストフード店、ブティック、
ギャラリー、美容院などなど、色々な店が
あります。

下図はファーストフード街です。





下の左:縁日っぽいお店も並んでいます。
下の中:ギャラリーでは販売もしています。
下の右:内部センターの様子です。
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