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港区の風景
東京の港区と言えばやはり東京タワーに代表されるでしょう。
それ以外にも六本木ヒルズ、ミッドタウン、汐留など新しいビル群が出来ています。
古い街と新しい街を少し覗いてみました。
港区は面積が20.37㎢、人口は約24万人強あります。
埋め立てにより、お台場1丁目、2丁目が海を挟んでの対岸に
港区飛地が出来ました。隣接地は江東区になります。

区内は大きく分けて芝地区、麻布地区、赤坂地区、高輪地区、芝浦江南地区に
分けられます。
地名から判る様に、多様な文化施設や史跡、商業地区が存在します。

芝地区には東京タワーや芝公園、増上寺などがあります。

麻布には在外公館が集中しています。

芝浦江南地区には旧芝離宮恩賜公園やお台場公園などが海岸線に沿って
あり、各種の施設や企業が数多く存在します。

高輪では泉岳寺、また、JR品川駅や京急品川駅も品川区ではなく、
港区高輪に所属しています。

赤坂には東宮御所や迎賓館があります。
東京タワー 赤坂迎賓館 旧芝離宮 愛宕山
東京タワー
東京タワーと言えば戦後復興の段階で日本人の新しいシンボルとなったのは間違いのないところでしょう。
新しい世紀にはスカイツリーにその座を譲るとしても中年以上の年代の方にはまだまだ忘れられない存在では
ないでしょうか。
東京タワーは2008年12月23日に
開業50周年を迎えています。
タワーから真下に眺められるのは増上寺です。
増上寺大殿からの東京タワーです。増上寺は
浄土宗七大本山の一つです。

増上寺へGo!
増上寺大門から三門へ
境内への入口です。
東京タワーから西方向の眺望です。
左六本木ヒルズと右東京ミッドタウンです。
同じく東京タワーから東側の新橋、汐留方面の
眺望です。

右端茶色いビルは国際貿易センタービル、
中央奥の緑地は浜離宮、左手は汐留ビル街です。

手前は東京プリンスホテルです。
手前右は増上寺境内です。

新橋周辺へ
東京タワー北側の眺望です。

右のビルは愛宕グリーンヒルズ・モリタワーです。
その奥は愛宕グリーンヒルズ・フォレストタワー
です。

手前は正則学園です。

中央の林の中の白っぽい建物は
NHK放送博物館です。
建物の奥は愛宕神社です。

左手は赤坂方面のビル街です。
東京タワーから見る南東の方向です。

レインボーブリッジとその先にはお台場の
ビル街を望めます。
東京ミッドタウンのイルミネーションです。
六本木ヒルズ近辺のイルミネーションです。
六本木ヒルズからの東京タワーの眺めです。
汐留のビルから夕暮れの東京タワーと
その向こう富士山です。
手振れで少しぶれていますが・・・・
赤坂迎賓館
赤坂迎賓館は東宮御所と隣り合わせに有ります。迎賓館は元は1909年(明治44)に
東宮御所として建設されました。建物は日本では唯一のネオ・バロック様式の様式建造物です。
1974年(昭和49)に世界からの賓客を迎えるために赤坂離宮(元東宮御所)を改修して迎賓館としました。
合わせて和風別館も新設されています。
普段は公開されていませんが夏に期間限定公募の形で内部開放されます。
今回前庭の修繕が終わったため3日間のみ一般公開されました。そのため、内部の参観は出来ませんでした。
洋風建物と正門および噴水が国宝に指定されています。
迎賓館正門へのアプローチ道路です。
石畳になっています。
国宝になった正門です。
正門から本館へのアプローチと前庭には
噴水があります。
奥の建物は門衛の宿舎です。
前庭の大理石製フェンスには
素通し出来るよう壺状の彫り物が
されていました。

本館の屋上のフェンスも含め
庭内のフェンスの彫り物は全て
この形で統一されています。

ポインターを置くと彫り物がご覧頂けます。
本館正面です。
正面の入口は主賓のみの使用が許されており、
皇室の人は両袖の入口から入るそうです。


ポインターを画面に置くと
正面の拡大がご覧頂けます。

門の上には青銅製の甲冑が
飾られています。
本館右袖の部分です。
右袖の出入り口は女性が主として
利用するのだそうです。
階段室の屋上に作られている
天球儀と鳳凰(霊鳥)のモニュメントです。
円内の紋は五七の桐で皇室の紋です。
本館の西寄りから東方向の眺めです。
本館のカーブした形状が良く判ります。

東袖の奥に見える建物は
ホテルニューオータニ新館棟です。
正門の内側の様子です。
迎賓館の向かいは新宿区になります。
新宿区立若葉東公園があります。
公園から迎賓館の正門が見通せます。
小さな公園ですが結構人が屯していました。
旧芝離宮恩賜庭園
この庭園は都内の小石川後楽園(特別名勝)同様、江戸最古の
大名庭園として遺された庭園です。芝離宮は国指定の名勝と
なっています。
もとは海だった場所が明暦年間に埋め立てられて、1678年老中
大久保忠朝の屋敷となりました。忠朝はこの地に楽壽園を作庭し、
幕末には紀州徳川家の芝御屋敷となり、1871年(明治4)に
有栖川宮家のものとなり、その後1875年に宮内省が買い上げて
芝離宮としました。1923年の関東大震災でほぼ焼失し、1924年に
昭和天皇(当時皇太子)ご成婚記念に東京市に下賜され、
庭園の復旧と整備を行い同年4月から一般公開されました。

庭園は海から水を引き込む典型的な汐入「回遊式泉水庭園」でしたが、
現在は海水ではなく淡水を利用しています。
汐入庭園は浜離宮や清澄庭園などにもあり、海や川から取り水し
潮の干満を利用して園内の流れを作り出す庭園です。
JR浜松町駅から竹芝桟橋方面へ向かう
途中に旧芝離宮跡があります。
大通りから庭園入口へ向かう道です。

都の管理下にあるので、入場料は一般150円
65歳以上は70円と格安です。
小学生は無料です。

画面にポインターを置くと通りに面したところに
ある看板がご覧いただけます。

下図の①です。
近くにある国際貿易センタービルの40階
展望台から見た庭園の全景です。

①入り口(上の写真)、②受付、③雪見灯篭、
④大山、⑤枯滝、⑥西湖の堤、⑦中島(蓬莱山)、
⑧八ツ橋、⑨唐津山、⑩大島(緑の花の桜が
ここにあります)、⑪鯛橋、⑫桜並木、⑬石柱、
⑭芝生公園、⑮州浜、⑯取り水口、⑰弓道場

A;JR浜松町駅、B:敬愛ビル、C:シナネン、
D:東京ガス、E:浜松町駅からの陸橋

受付を入ってすぐの所に藤棚があります。
そこからの庭園南方向の眺望です。
正面に浮島と中島が重なって見えています。

4月9日で桜は散り始め、八重桜や大島桜は
まだ花が残っています。
八重桜越しに見る庭園です。
雪見灯篭です。泉水にビル群が映り
浜離宮同様に新旧合わせた景観を
見ることができます。
庭園内で最も高い大山です。
大山からの庭園の眺めです。
北方向を見ています。
左のビルは国際貿易センタービル、
正面左は汐留芝離宮ビル、右は汐留ビルです。
仕事途中らしい人たちも結構入場して
一休みしていました。
大山の下にある枯滝です。
色々な岩を組み合わせて滝を表現
しているそうです。
中島へ渡る「西湖の堤」です。
中国杭州の西湖堤を模したものです。
本場の堤ほど広くはありません。

画面にポインターを置くと
反対側からの堤がご覧いただけます。
中島には火山岩を組み合わせた蓬莱山が
作られていました。
大嶌に架かる八つ橋です。
庭園内唯一の木橋です。

画面にポインターを置くと
別角度からの八つ橋をご覧いただけます。
岩を組んだ唐津山です。
大久保忠朝は唐津藩主に任じられた
時期もあり、それに因んで唐津山と
命名されたそうです。
大島に渡る橋の手前に緑の桜が
咲いています。
里桜で「ぎよぃこう」と言う名前が
付いていました。
花は緑色をしています。

画面にポインターを置くと
拡大した花をご覧いただけます。
大島へ渡る一つの橋は鯛橋と名付けられた
石橋です。一枚岩を鯛の形にしています。
桜並木の先に東京タワーが見えます。
逆光で写りが悪いですが、午前中なら
なかなかの見ものでしょう。
桜は殆ど葉桜状態でした。
庭園の南端から北方向を眺めています。
泉水にビルが映っていました。
右手は大島、左手は桜並木です。

庭園の西寄りにある石柱です。
大久保忠朝が小田原藩主の頃に
後北条氏に仕えた武将松田憲秀邸の
石柱を持ち込んだそうです。
茶室の柱として使われていたとの事です。

州浜です。泉水の一部を砂地とし、水嵩の
増減で砂浜を表現しています。
凝った作りになっています。
雪見灯籠から大山方向を眺めています。
小山の組み合わせと泉水の凹凸、
さらに正面に枯滝と州浜を配し景観の
変化を楽しめます。
散り頻る桜花が泉水に花筏を作っていました。
白い燈籠が景観に変化を与えています。
汐入の池に海水を取り入れる場所でした。
鉄製の水門の跡があります。
周囲に海がなくなり、使われなくなりました。
現在の池の水は淡水です。
JR浜松町駅にあった標示板です。
開業1909年と書かれています。
105年目になります。
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