シリアの南部には首都ダマスカス、そしてイスラエルとの紛争地帯ゴラン高原があります。
この地域は石器時代より人が住み続け、ナバタイ王国、ローマ帝国、ビザンチン帝国などが
残してきた様々な歴史的遺跡が発掘されています。
ダマスカスは紀元前3000年から絶えることなく人が住み続けてきた世界最古の都市と言えるでしょう。 |
ダマスカスはシリアの首都として400万人の人口を持ち、近代化された新市街地と紀元前からの流れをひく旧市街が共存し、
新しくて古い街を調和させています。
下の地図は少し見難いですが、クリックすると拡大できます。見どころはやはり旧市街です。
ウマイヤドモスクは三大モスクの一つで、イスラエルのメッカと並ぶ参拝者の数を誇っています。
一つ気がついたのは町中を中国製の車が数多く走っていることです。たぶん、世界中でもここ中東くらいではないでしょうか。
中国の合弁会社の車ではなく、輸入された中国の純国産車でした。
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ダマスカス市の新・旧市街(赤枠が旧市街) |
旧市街地拡大図(左図の赤枠とは180度回転しています) |
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このモスクは715年ウマイヤ朝に建設され、創建のままの姿を残すモスクとしては
世界最古と言われています。モスク建設の前には、ローマ時代はジュピター神殿、
ビザンチン時代には聖ヨハネ教会が建っていたそうです。 |
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花嫁の塔
祭礼日には綺麗な布で
塔全体が巻かれるため
花嫁の塔と名付けられ
たと言うことです。 |
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元はキリスト教会であったものをモスクに改装したとも言われている。
世界最古のこのモスクがモスク建設の典型とされている。 |
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宝物塔 オスマントルコの侵攻の際一時破壊
されたとのこと。後ろの塔は花嫁の塔 |
モスクの正門入り口の造り 天井のモザイクが
美しい。 |
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モスク内部 元キリスト教会のため折衷装飾 聖ヨハネの首が祭られている祭壇 |
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教会の名残であるステンドグラスが美しい イスラム聖壇のモザイクは精微そのもの |
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モスク内のモザイクの数々。 いずれの模様も精美を極めており、見飽きることがない。 |
アゼム宮殿はオスマン帝国時代の1794年に建設され、アル・アゼムの邸宅であったが、
現在は民族学博物館として公開されています。
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宮殿のメインビル(右は迎賓館とのこと) |
くつろぎの広場 家族の憩いの場所 |
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回廊部分 いずれも現在は展示室になっている |
中庭の池では市民の親子が寛いでいた |
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十字軍の襲撃からダマスカスを救った英雄サラディンの霊廟
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サラディン廟の内部 壁の装飾がみごと |
サラディンの棺桶(左) 右はドイツからの寄贈品 |
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サラディン廟への入口はごちゃごちゃしていた |
市内にあるサラディンの銅像 |
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シリアにはいたるところにスーク(市場)があるが、このハミディエはその中でも有名な場所です。
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モスクの前の広場がスークへの入口(正面) |
スークの中では色々な物を売っている |
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メイン通りはどちらかと言えば土産物が多い |
水煙草を売っている人もいる |
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駅舎は1917年、オスマン帝国時代に造られました。
現在は鉄路がなく、事務所として使用されていますが、内部は昔のままの装飾が残されています。
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駅舎はクラシカルな外観で、お役所のような感じです。
右上は駅舎内部で木質の装飾、天井の浮き彫りが素晴らしい。
右下は駅舎の前に展示してある蒸気機関車 |
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駅舎の中央ホールです。ステンドグラスが
美しく、天井や柱には浮き彫りが施されています。 |
駅舎の後ろは鉄路がなく、工事中です。
いずれは新しく線路が敷設されるようです。 |
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ここには世界最古と言われるウガリット・アルファベットが彫られた粘土板(紀元前14世紀)
が展示されています。展示物は大量で、じっくり見ると時間が結構かかりそうです。
内部は写真撮影が禁じられています。
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国立博物館正門 入口はカスル・アル・ハイル
宮殿から移築した遺跡です。 |
博物館展示室からの出口。 |
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博物館庭内には多種類の遺跡が展示して
あります |
博物館入口にある石像。目の部分が大きく
目の周りの黒いのが特徴。 |
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上はカシオン山からの市街眺望
下は旧市街の城塞跡 |
ダマスカスで市民のデモ行進に遭遇。
若い女性たちも参加していました。 |
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