東アフリカ
東アフリカ ジンバブエ アフリカ 南部アフリカ 北アフリカ


 ジンバブエの国旗
ジンバブエは南アフリカ共和国、ボツワナ、ザンビアとモザンビークに
接する共和制国家です。1980年に独立しました。
大統領による独裁政治がおこなわれ、現在は世界最悪独裁国の一つ
になっています。通貨のジンバブエドルは記念品として売買される以外は
インフレで紙くずになり、現在は米ドルが通貨として利用されています。
街で売られているお札にはZD100億、200億札もあります。
今回の旅行中も夜間の外出は禁止され、治安の悪さは相当のもの
らしいです。
世界遺産は国内に幾つかあります。そのひとつがヴィクトリアフォールズ
です。今回はこのヴィクトリアフォールズのみの訪問となりました。
ヴィクトリアフォールズ

 ジンバブエの西より、ザンビアに接するザンベジ川沿いに
 ある街で、1855年に英国の探検家リビングストンによって
 世界に紹介されたヴィクトリアの瀧の観光拠点として存在して
 います。市は1901年に水力発電開発のために作られ、
 1905年にビクトリアフォールズ橋ができ、ザンビアの
 リビングストンと結ぶ交通の拠点となりました。
 ザンベジ川はアフリカ第四の河で長さは約2700`あります。
 ちなみにアフリカで最長の川はコンゴ川で4700`です。
 街中には幾つかのホテルや土産物屋が並ぶストリートが
 あるだけの小さな街ですが、花木の多い綺麗な街です。

  ヴィクトリアの瀧は10月を過ぎると水量が減って、迫力が
 激減する
そうです。9月中に来ていればもう少し滝らしい滝を
 見られたのにと、ちょっと残念でした。

瀧の詳細は下記から
お入りください


  
瀧百景




以下の説明文に*が
ある場合は
カーソルを画面に置くと
裏画面がご覧いただけ
ます。
ヴィクトリアの瀧の
メインフォールズです。
この滝は年間を通じて
水は涸れないようですが、
4月〜7月は水量が多く
飛沫で瀧が見えない
そうです。
瀧の落ち口は隣国の
ザンビアです。
瀧の一番西寄りにある
「悪魔の瀧(devil'scataract)」と
名付けられている瀧です。

イグアスの「悪魔の喉笛」
にはかないませんが、
水量のあるときには
相当迫力のある瀧に
なると感じられます。
馬蹄(horseshoe)の瀧ですが、
11月は水がありません。
9月ごろまでは瀧になって
いるそうです。

断崖が馬蹄形にカーブ
していることから名付け
られたそうです。
手前レインボーフォールズと
奥にイーストキャタラクトです。
その間にアームチェアーフォールズが
あるのですが水量が少なく、瀧が
無くなっています。
乾季の後はこの様に誠に貧素な瀧に
なってしまいます。

雨季の後は合羽なしでは
此処に立てないそうですが、想像できません。
ヘリコプターに乗って上空から眺めた
瀧の全景です。
手前がデビルズキャタラクト
中央にメインフォールズ、
一番奥にイーストキャタラクトです。

谷の向こうはザンビア、手前の台地は
ジンバブエです。
右手上部に見えるのが
ヴィクトリアフォールズ橋で、中央が国境に
なっています。

*裏画面でヘリコプターが
 ご覧頂けます。
ヴィクトリアフォールズ橋です。
1905年に完成し、車道と鉄路の複合橋です。
高さ128m、長さ250m。橋の中央部で
バンジージャンプが出来ます(高さ111m)

我々はジンバブエの税関のみ通り、
橋の中央でUターンしてザンビアには
入国せずでした。
本年10月から南アがザンビア経由者には
黄熱病予防接種を求めているためです。

*裏画面で橋の別角度を
ご覧頂けます。
瀧の遊歩道沿いに彼岸花に似た
fireballが沢山咲いていました。
自然林の中にはイボイノシシ(warthog)が
闊歩しています。
ベルベットモンキーも
毛繕いをしていました。
ヴィクトリアフォールズの
市街地はこじんまりして
大きい建物はありません。

ホテルや土産物屋程度です。
人口は1.6万人程住んでいるそうです。
スーパーマーケットの前に植えられていた
鳳凰木(右)と白い花の咲く木です。
鳳凰木は結構あちこちで見受けられ、
熱帯の雰囲気があります。

奥はスーパーになっています。
思っていたより品数は並んでいました。
観光地のためでしょうか。
ヴィクトリアフォールズ駅です。
プラットフォームと小さな駅舎だけです。
ヴィクトリアフォールズ駅に列車が
到着しました。
流石観光客はおらず、地元の人たち
ばかりでした。
駅は小さいですが、ハイビスカス、
ブーゲンビリア、鳳凰木、狭竹桃
にも似た白い花などなど
花いっぱいでした。


*別角度の写真です。
「公園と野生動物の管理局」と
「観光局」が入っているお役所でした。
街の郵便局です。
なぜかお兄ちゃんが来て、ポストの前で
俺を撮ってくれとヴィサインを出しました。
撮った画面を見せたらありがとうと去って
行きました。
何だったのだろう??
街にいた親子ずれ。
左の男性は関係ないみたいで、
この後、母子で歩いて行きました。
この街の住人かなぁ。
地場のご婦人です。
あたまの上の荷物は何なんでしょうね。
ホテルの入口で遭遇した子供たちです。
時間なく、お話しする間もなかったので
どういった子どもたちか判らずじまいでした。
でも、みんなニコニコと対応してくれました。
ザンベジ川です。
川の前方が瀧になります。
この辺は中洲がおおく、
野生動物の住み処となっており、
ここの夕陽は美しいと有名です。
左手はザンビア、右手がジンバブエです。

*中洲で川が入り組んでいます。
  日暮れ近くで陽光が綺麗です。
夕暮れ前に象が川べりに
出てきました。

今回は素晴らしい夕陽が見られました。
昨日は雲で落日は見られなかったそうです。
この夕陽を見るためにジンバブエ、
ザンビアの両方の船着き場から
沢山の観光船が出て来ました。
ホテルの夜の食事時には
ジンバブエの踊りが披露されました。
結構激しい踊りです。

*カメラを向けていると
 サービスに目の前で踊ってくれます。
別の日の夜には
アフリカンバーベキューへ行きました。
下の左端の箱はイボイノシシ
その右ダチョウ、他にkudu(角の大きい鹿風)、
わに、インパラなどの肉を
焼いてくれます。
boerworsはアフリカ風ソーセージです。
こんな「いも虫」もあって
係の前で食べると既食証明書を
発行してくれます。
調子に乗って2匹も食べました。
中国の「竹虫」に比べれば
グロテスクさもさほどではありません。

*発行された証明書には
  名前も記されています。
この店の踊りは男女の
混成舞踊でした。
ヴィクトリアフォールズで宿泊したのは
「ザ・キングダム」というホテルで、
敷地は結構広々としており、
熱帯系の植物が一杯でした。
庭園内は手入れも行き届き
なかなかのものでした。 
部屋のガラス戸には
お出かけの際は窓を必ず締めて下さい
との注意書が貼ってあります。
さもないと・・・・
部屋の中もこんな
あり様になってしまうらしいです。
ヴィクトリアフォールズの空港は
駅同様小さい空港です。
乗降とも徒歩です。
エアバスがヨハネスブルグ〜
ヴィクトリアフォールズを
往復しています。

アフリカの木と言えば
「バオバブ(baobab)」
樹齢1500年、樹高23m
幹回り18mの巨木です。
初夏に花が咲きますが、
今回花は見られませんでした。
道路沿いにあったこれもバオバブ。
アフリカを感じさせてくれる樹木です。
    アフリカトップ   (ボツワナ)  南アフリカ   トップへ