田沢湖と抱返り渓谷
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秋田県を訪れるのは最近では3度目ですが、今回はクルーズ船の寄港地として訪れました。
自由行動の選択肢もありましたが、まだ訪れたことのない、抱返り渓谷を目的にオプショナルツアーに参加して、
田沢湖遊覧と抱返り渓谷を訪れました。
秋田港から田沢湖へ
クルーズ船が秋田港に入港し、専用バスで田沢湖へとむかい、
遊覧後、秋田料理の昼食を摂りました。 
秋田港です。

右手が日本海、左手は秋田運河です。
秋田港は運河沿いにあります。

正面左手奥は「東北製紙」の工場です。
秋田港から港湾通りに出ると
小野田セメント(太平洋セメント)の
工場があり、これを右折すると
秋田自動車道へと向かいます。
港を抜ける際に見えるのが
「ポートタワーセリオン」です。
塔の付近は「道の駅あきた港」に
なっています。

ポートタワーは1994年(平成6)に
オープンし、2010年(平成22)から
道の駅となっています。
タワーの高さは143mです。
夜間にはライトアップもされるようです。
タワーの傍にあるのが「セリオンリスタ」
です。

冬期風浪の厳しい秋田港において
年間を通じて緑と親しめ、快適で潤いの
ある防風型の緑地空間を形成することを
基本理念として建設されたガラス張りの
屋内公園です。

秋田の油田の発祥地、「八橋油田」です。

秋田市郊外を流れる草生津川一帯の
八橋地区は古くからの一大産油地帯で、
かつては国内最大級の油田として栄えて
いたそうです。現在でも帝国石油等が
管理生産している油田がいくつか残っており
現在も掘削を続けているそうです。
秋田自動車道に秋田北ICから入り
角館方面へ向かいます。
秋田駒ヶ岳が見えています。
高速道路を協和ICで降りて、
国道341号線で角館方面へと向かう
途中、「道の駅協和四季の森」で
小休止です。
この辺りから大仙市まで341号線は46号線と
重なります。国道46号線は盛岡・秋田を結ぶ
幹線道路です。
鉄道跨線僑を渡る際に見られる
秋田新幹線線路です。単線です。
在来線を利用していますが、広軌に変更
されています。
盛岡から秋田まで通じています。
国道341号線は新幹線と並行して
走る地区が結構あり、写真には
撮れませんでしたが、秋田新幹線
がそばを走り抜けました。
JR田沢湖線の「刺巻駅」です。

前回秋田に来た際もこの駅前を通りました。
田沢湖線は盛岡〜大曲駅間のJR線の名称で、
単線ながら秋田新幹線が通る路線で、
途中で新幹線が行き交う場所も作られています。
国道341号線を生保内川と玉川が合流する
大仙市から玉川沿いに北上します。

川は「玉川」です。
国道341号線から県道38号線に入り、
西へ向かうと「田沢湖」に出ます。

田沢湖の東岸になります。
遊覧船は東岸から出発します。
遊覧船乗り場です。
田沢湖遊覧 
前回秋田に来た時は田沢湖近くのホテルで宿泊しましたが、田沢湖の遊覧機会なく、
今回が初めての田沢湖遊覧になります。
この日乗船する遊覧船「TAZAWA」号
です。
最大搭載人員は122名、うち、乗員2名、
後ろ甲板27名(座席なし)、船内83名と
なっています。
駒ヶ岳を眺めながら西岸へと向かいます。
ジェットエンジンで水面が盛り上がります。
田沢湖は水深が深いだけに水の色が
奇麗です。
北岸にある「御座石神社」です。

神社は知る人ぞ知る美のパワースポット
だそうです。美貌成就・縁結びなどに
ご利益があるとされていて、御祭神は辰子姫。
1650年(慶安3)に秋田藩主佐竹義隆公が
田沢湖を遊覧した際、腰をかけて休んだ
ことからこの名がつけられたそうです。
遊覧船からは後ろ姿しか見えない、
「辰子像」です。

辰子伝説とは、美しい娘辰子が観音参りの
満願の夜に「北の泉の水を飲めば願いが叶う」と
告げられ、探し当てた泉の水を飲み始めると
どんどん飲み続け、泉が枯れる程飲みました。
その結果、辰子は龍となり田沢湖の主と
なったというものです。
永遠の若さと美貌を願い、湖神となったと
伝えられる、伝説の美少女たつこ姫の
ブロンズ像は舟越保武氏の作品で1968年
(昭和43)に除幕されています。
「漢槎宮(かんさぐう)」別名浮木神社は
辰子像の横にある小さな神社です。

周回道路からしか入れません。

道路の傍の建物は「ローズパークホテル」
です。
神社と辰子像の位置関係は
こんな感じです。
周回を終わった船は元の場所に戻ります。

秋ならもう少しきれいな景色に出会えそうです。
 
玉川の導入水で酸化した湖水で死滅した
魚類も、水質改善により、幾らか戻って来て
いるそうです
田沢湖の昼食
この日の昼食は田沢湖の遊覧船乗り場から100m程のところにあるホテル「花心亭しらはま」で
秋田郷土料理です。
田沢湖畔のホテル「花心亭しらはま」の
レストランで昼食です。
中央の鍋物はきりたんぽ鍋(下図)、その右は
イワナの塩焼き、
左端上はデザートの西瓜とゼリー、
その右は茶碗蒸し、その右がカツオの刺身、
左端下は香の物、その右下は山菜ごはん、
その右はエビとほうれん草の和え物です。
きりたんぼ鍋の中身です。
終わりに「稲庭うどん(山菜うどん)」が
出ました。汁もの代りなのでしょう。
抱返り渓谷
昼食後、元の道を戻り、田沢湖線神代駅を左折して、玉川方向へ出て、少し戻ると
抱返り渓谷の入口に出ます。入口には抱返り神社もあります。
田沢湖から元の道を戻り玉川を渡ります。
まもなしに、抱返り渓谷の標識があります。
抱返り渓谷歩道の入口で、入口には
「抱返神社」があります。
抱返神社の本堂です。

画面にポインターを置くと本堂の拡大画面が
ご覧頂けます。
神社から歩道を進むと吊り橋が見えてきます。

「神の岩橋」です。抱返り渓谷に架かっています。
「神の岩橋」です。

この吊り橋は秋田県で最古の吊り橋で、
1926年(大正15)に完成しています。

橋の名前は旧神代村と旧白岩村の1字づつを
取ってつけられたそうです。
渓谷に架かる吊り橋です。
橋の赤と流れの青、川岸の白が
渓谷美を強調しています。
吊り橋はこんな感じの橋で、鋼鉄製のロープで
吊られており、それほどの揺れもありません。
橋の上流です。この先に「回顧(みかえり)の滝」が
ありますが、時間の関係でガイドさんからは
行かないようにとの指示です。
往復で40分位掛るらしいのですが、これが
目的だっただけに、ちょっとがっかりです。
止む無く、看板の滝で我慢しました。
渓谷からの戻りも、往路と同じルートです。

玉川を渡って国道341号線に出ます。
国道341号線から眺める角館の街です。

角館の様子は「東北の風景・みちのく三大桜」で
ご覧頂けます。
秋田港に戻りました。停泊中の船は
我々が乗るクルーズ船の「スプレンディダ」です。
MSCはイタリア系の会社です。
クルーズの様子はクルージング・日本一周の旅
ご覧頂けます。
クルーズ船から眺める秋田港と秋田市街の
様子です。

正面の搭は既出のポートタワーです。
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