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2018年は桜の開花が早かったため、東北地方でも例年より早い満開となりました。 毎年、どこかで花見をとの思いで、旅に出るのですが、2018年は東北地方と決めて、 家内が見たいと言う、青森県の「鶴の舞橋」が含まれているツアーに参加しました。 4月26日〜28日の二泊三日の旅ですが、例年より早い開花で、満開に間に合うかどうか、 少々心配でしたので、4月10日からは急遽日帰りバスツアーに参加して、福島県の花見山と 三春の滝桜を見に行きました。これはいずれも満開でした。 みちのく三大桜の旅は東京駅から東北新幹線で仙台駅まで乗車し、仙台からはバスでの 行程となります。 初日は岩手県北上市の「北上展勝地」を訪れ、その後、安比高原の温泉ホテルで宿泊。 2日目は安比高原から青森県鶴田町にある津軽富士見湖に架かる「鶴の舞橋」を訪れ、 黒石市で昼食後、「弘前城」で花見。秋田県の駒ヶ岳の麓にある田沢湖高原温泉郷で宿泊。 3日目は角館で「武家屋敷の桜」を眺め、その後、岩手県一関の中尊寺へと向かい、 金色堂などを拝観後、仙台駅に戻り、東北新幹線で東京駅経由帰宅しました。 福島県の日帰りバスツアーよりは幾らかましとは言え、やはり3日間で3県を周るには結構 厳しい日程となりました。桜も見ごろだったので、さほどの疲れは感じなかったものの、これが 桜も散った後だったら、がっかりでしょう。 過去には、北海道の芝桜、吉野の千本桜、香嵐渓の紅葉が何れも時期がずれて、 がっかり旅になっていましたので、今回は楽しめる旅となりました。 県別の掲載も考えましたが、一貫性を考え、今回は3県を一つにして纏めてみました。 |
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東京駅から東北新幹線「やまびこ207号」に乗車。車内で弁当の昼食を終え、12時26分仙台駅着。 仙台駅からバスに乗車。今回のツアーの参加者40名。我々の申し込みが最後だったので、初日のバスの席は 最後尾。行程の殆どが高速道路走行なので、まあいいか。 仙台から途中「長者原PA]で休憩後、北上市へ走行約2時間。 |
先日バスで通り抜けた「福島駅」を 通ります。 車窓から花見山が少し見えます。 写真には撮れない遠さです。 |
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「やまびこ207号」の終着駅仙台です。 今回乗車の列車は古い型の 列車でした。 |
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仙台駅です。 東北地方最大の都市の駅です。 現役時代には出張で何度か乗降 した駅ですが、駅周辺は 昔のイメージとは全く異なる 様相の駅になっていました。 画像は東口になります。 仙台駅からバスに乗り換え、3県を 廻ります。 |
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仙台市内でバスが最初に通過する 川は広瀬川です。 |
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そろそろ岩手県に入ります。 東北自動車道沿線の様子です。 |
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北上川を渡ると間もなく 北上市立公園展勝地です。 |
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展勝地の駐車場です。 右手には「北上夜曲の碑」が 見えています。 |
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北上展勝地は、正式名称は「北上市立公園展勝地」で、岩手県北上市の北上川沿岸にある |
「展勝地」は1920年(大正9)、元黒沢尻町長の 故沢藤幸治氏が発起人となり、「和賀展勝会」を 設立し、桜の植栽事業を行い、1921年(大正10)に 開園されました。 今回は桜大路を往復し、北上夜曲の碑を眺め、 売店でソフトクリームを食べるのが精一杯の時間 でした。 みちのく民俗村の中にも色々と見学場所もあり、 もう少し時間が欲しかった気分です。 ただ、諦めていた桜が前日の雨風にも拘らず、 そこそこ残っていてくれたのが救いでした。 |
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北上展勝地から宿泊地の安比(あっぴ)高原へ向かいます。北上から東北自動車道で安代ICまで 出て、八幡平方向へと進みます。安比高原はスキー、テニスの設備があるので、大型ホテルより、 規模の小さいペンションが沢山あるようです。定年退職した人がこの地でペンション経営に参入する ケースが多いとの事です。途中で岩手山が見られます。岩手山は片富士と称されているようで、これは 片側の稜線だけが綺麗に伸びているからとの話しです。 |
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鶴の舞橋は青森県鶴田町にある津軽富士見湖(正式名は廻堰大溜池)に架かる300mの長さの 木造橋です。橋は三連太鼓橋で、あたかも鶴が舞うような姿から名付けられているようです。長〜い木橋で 渡れば長生き・長寿の叶う橋としても有名です。堰堤には桜も植えられており、橋から眺める岩木山と桜は絶景です。 |
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青森県鶴田町で「鶴の舞橋」を見た後は、再び、津軽道・東北道経由で黒石市へと戻り、 こちらで昼食となります。黒石市は十和田八幡平国立公園の入口の街です。津軽こけしでも有名です。 |
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弘前城は、青森県弘前市にある城です。別名・鷹岡城、高岡城とも称されます。 江戸時代に建造された天守や櫓などが現存し国の重要文化財に指定されています。また城跡は国の史跡に 指定されています。江戸時代には津軽氏が居城し弘前藩の藩庁が置かれていました。 弘前城はみちのく三大桜名所になっています。2018年は4月23日が満開でした。 |
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「秋田駒ケ岳」のふもとに広がる高原の温泉です。青森県弘前市から東北道で 鹿角(かずの)八幡平ICまで、その後は玉川街道(国道341号線)を田沢湖方面へ向かいます。 湯瀬温泉、玉川温泉を通り、途中から岩手山の西側の乳頭温泉郷の方向へと進みます。 田沢湖の近くに位置している温泉宿です。 |
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角館町は、かつて秋田県仙北郡におかれていた町で、2005年9月に田沢湖町、西木村と合併し、仙北市と なりました。角館町は仙北市角館町として合併後も地名が残されています。国の重要伝統的建造物群保存地区で、 歴史ある武家屋敷と桜並木が美しい「みちのくの小京都」です。 。 |
関ヶ原の合戦後の1602年(慶長7)、 戦国時代より、この地を本拠としていた 戸沢氏が常陸多賀郡へ転封され、佐竹氏が 秋田へ入部し久保田藩領となりました。 翌1603年(慶長8)に佐竹義宣の実弟、 蘆名義勝が角館に入りました。 1653年(承応2)蘆名家の断絶により、 佐竹氏の分家である佐竹義隣が角館に入り、 以降、明治まで11代続きました。 2代目の佐竹義明は京都の公家の娘を 正室に迎え、この時、京文化とともに、 枝垂れ桜が角館に持ち込まれたと伝えられて います。 小京都の誕生です。 街には樹齢300年以上の古木を含め、 約400本の枝垂れ桜があります。 1934年(昭和9)に昭和天皇の皇太子 (今上天皇)の誕生を祝い、桧木内川の 川堤2kmにソメイヨシノが植えられ、現在の 桜のトンネルになっています。 角館の武家屋敷街は1976年(昭和51)に 「伝統的建造物群保存地区」に選定され、 桜の時期には多数の観光客を集めています。 |
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秋田県仙北市角館から岩手県平泉へと向かいます。今回の旅の最後の訪問地です。昼食も平泉で摂ります。 角館から国道105号線(角館街道)で大仙市(大曲)を抜け、秋田自動車道で北上市に出ます。 その後は東北自動車道で平泉に向かいます。平泉・前沢ICで東北自動車道を降りて、中尊寺を訪れました。 |
角館を出て、国道105号線(角館 街道)で南下します。 秋田自動車道へ向かいます。 その際に渡る「玉川」です。 |
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更に105号線を進むと 「斉内川」を渡ります。 この川も玉川に合流します 川の両岸には桜並木が続きます。 |
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大仙市内の様子です。 土曜日の為か、閑散としています。 |
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ちょっと見難いですが。 「花火の街・大曲」と言う看板が 道路沿いに立っています。 間もなく、花火の会場を通ります。 |
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大曲花火大会の会場となる 「雄物川」です。 川の左側の河川敷が花火大会の 会場になります。 左の河川敷は花火師の準備場所に なるそうです。 過去に、花火大会見物ツアーに 申し込みましたが、バスの駐車場から 短くても1時間は徒歩で会場まで 向かう事に成ると言われ、参加を 中止した経緯もあります。 この河川敷が人であふれることを 想像してみてください。 とてもじゃないけど喜寿を過ぎた 年寄の行く場所とは思えませんでした。 |
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秋田自動車道から眺める 岩手県和賀郡西和賀付近の風景で、 手前の鉄路はJR北上線、その先の 道路は県道133号線です。 右奥に見えるのは錦秋湖です。 湖の対岸に見える道路は子規ライン です。 錦秋湖は湯田ダムの先で和賀川と なって北上方面へ流れます。 |
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北上で秋田自動車道から 東北自動車道に合流し、 平泉前沢ICで高速道を降りて、 平泉レストハウスへ到着。 こちらで昼食を摂り、中尊寺拝観へ 向かいます。 |
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レストハウスの前有る 「平泉文化史館」です。 |
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昼食の「白金豚鍋御膳」です。 白金豚とは花巻市の会社の ブランド豚で、東北名産といえます。 この豚の鍋です。 付け合せに山菜そばや煮物、 ワカメと春雨の酢の物などが 出ました。 画面にポインターを置くと 豚鍋の具の様子と、茸ご飯も ご覧いただけます。 |
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昼食後は中尊寺参拝です。 今回、月見坂は最後に戻る 際に通りました。 |
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今回、バスで金色堂近くまで 運んでもらい、ここから中尊寺に 入りました。 |
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金色堂へ至る道の途中にある 中尊寺蓮の生育地です。 左手の丸い水槽で蓮が育てられて います。この蓮は泰衡蓮とも言う 古代のハスです。 この古代蓮は800年もの時を経て 蘇った奇跡の蓮と言われます。 大賀博士が昭和25年の金色堂の 調査において、 藤原泰衡の首桶 から蓮の種を発見しました。 調査の結果当時の古代蓮の種と 言う事が解り、 当初は讃衡蔵に 保管されていましたが、 平成十年に 開花させることに成功 したものです。 |
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金色堂です。 日本の国宝第一号です。 金色堂は覆堂に蔽われており、 外からは見えません。 入場は有料で、内部の撮影は禁止 されています。 現在の覆堂は1965年(昭和40)に 新しく作られ、元の覆堂は別の場所に 移されています。 旧覆堂は国の重要文化財に指定 されています。 中尊寺のボタンから入って、 ご覧頂けます。 |
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中尊寺本堂の門です。 中尊寺の詳細は下記のボタンから お入り頂けます。 |
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東北自動車道泉PA付近から 見られる「開かずのドーム」です。 「シェルコム仙台」のドーム屋根は 一回開けると300万円かかるとかで、 2000年の完成以来開いたことのない ドームだそうです。 開閉式にするため仙台市が117億円を 投じて造ったものだそうですが、開閉の システムは無駄になったようです。 |
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仙台駅から東北新幹線に乗車。 郡山を過ぎて眺める安達太良山の 夕景です。 今回の旅も全日快晴でした。 |
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