Part-3
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慕田峪長城

北京近郊の長城では八達嶺の長城が有名ですが、近郊には何箇所かの公開されている修復された長城があります。
八達嶺のほか、慕田峪長城、司馬台長城、金山嶺長城などが比較的行き易い場所として存在しています。
八達嶺は余りにも観光化し過ぎており、一度は行っても二度目以降は他の長城へ行く方が多いようです。
今回は慕田峪長城へ行きました。
ここは下からロープウエイで上がります。降りるときはロープウエイでも滑り台式の滑降設備でもあるいは徒歩で降りることもできます。

長城への入口です。

以前はこの様な碑はなかったのですが、
顕示欲の強かった江沢民が自らの筆により
書いた文字を石碑に残しています。

左は日本語も含め三ヶ国語で書かれた
説明石板です。
下から眺めるとほとんど樹木に覆われて
長城の全容は見ることができません。

赤い建物はゲストセンターです。
ロープウエイから長城への入口です。
八達嶺の長城に比べると壮大さは有りませんが
美しさはこちらの長城の方が勝っています。
天壇公園 天壇公園は世界遺産にも登録されている文化遺産です。1420年に明朝の永楽帝の手になるものと言われており、
 
       皇帝が豊年を祈願したりする、天の祭りごとを行った場所です。
天壇の祈年殿です。

直径24.2mの円形の建物で、高さは38.2m
中央に玉座があり、毎年皇帝が五穀豊穣を祈念した場所です。

台座は3段で大理石です。
階段と階段の間の柱は各9本、階段の数も各9段。

9という数字は中国では無限を表します。
内部の天井は龍の絵が描かれており、
5本指の龍は皇帝のみが使えたそうです。
丹陸橋です。

祈年殿と皇穹宇を繋ぐ、高さ4m、幅30mの道が
360m続きます。
道の下部に横切るトンネルがあるので橋と呼ばれています。

かっては中央の大理石の道は天帝のみが通れた道です
(実際には誰も通れない)。
その右の煉瓦路は皇帝専用、左側の煉瓦路は閣僚専用
の路だったそうです。
祈年殿の南にある皇穹宇です。

天の宝庫と言われ普段の日に天への祈りを
捧げる場所です。

祭りごとを行う時の祈りをささげるのは圜丘です。
皇穹宇を取り巻く土塀は真円になっており、
遠くにいる人の声がこの壁を伝わって聞こえることから
回音壁といわれています。
天への祈りを捧げる圜丘壇です。

この円形の大理石の壇の中心で皇帝が天への祈りを
捧げたそうです。

ポインターを画面に置くと大理石の
彫り物がご覧頂けます
圜丘から祈年殿方向を眺めた景観です。

祈年殿・皇穹宇・圜丘が一直線上に並んでいます。
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