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ヨーロッパの風景 |
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メルク | ウイーン | ザルツブルグ |
ザルツブルグからウイーンに向かう途中でメルクに立ち寄り、 ヴァッハウ渓谷を経由してウイーンに行きました。 メルクは千年以上にわたり宗教・文化の中心地であったそうです。 8〜9世紀にベネディクト会が当地に入り、神殿の跡に教会を建て、 自給自足での生活が続いたようです。 ただ、教会ができるとスペイン、フランスなどからの巡礼者が増え、 金持ちもここを訪れることになりました。ローマ時代はドナウ川の港と して栄え、ブドウや農産物も豊かになったそうです。 メルクへの途中ではモンド湖(三日月湖)に 立ち寄り、ここのレストランのケーキがおいしいとの 事ながら結局食せず、湖の景色のみで満足しました。 ザルツブルグからの雪景色も峠を越えると次第に少なくなり、 メルクでは積雪を見ることはありませんでした。 |
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メルクは上述のごとく修道院を中心とした街となっています。 したがって、ここで見るものは修道院だけということになります。 附属教会の内部は入場見学ではなく、横から覗いただけのため、聖堂内の 正面写真は撮れませんでしたが、その絢爛豪華な装飾は十分見ることができました。 |
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ドナウ川の下流域、メルクからクレムス(KREMS)までの渓谷をヴァッハウ渓谷と呼び、 世界遺産に登録されています。 今回は途中の街ドウルンシュタインとクレムスを散策しました。 |
ヴァッハウ渓谷の全体図です。 メルクからクレムスまでの間に 多くの古い街があります。 これらの街を含めて文化的景観 として世界遺産に登録されています。 今回見る機会がありませんでしたが、 図にあるヴィレンドルフのヴィーナスは 太古のドナウ文明を証明する石像として 評価が高いものらしいです。 実物はウイーンの自然史博物館に 展示されているそうです。 今回は下流域の二つの街を見ました。 車窓からは対岸のいくつかの街も 目にすることはできました。 |
メルク市街を出てドナウ川に架かる 橋を渡ります。 ここから先が渓谷の始まりです。 渓谷と言っても日本的な谷が あるわけではなく、ドナウ川に沿って 中世からの街が点在しています。 これらの街を含めて世界遺産に 登録されています。 見えている船はおそらくドナウ川 観光船でしょう。 メルクからクレムスまでの観光船が 出ているようです。 |
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ドウルンシュタインへの途中に 見えた街です。こじんまりしています。 |
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ドウルンシュタインの街の ほぼ全景です。 左の方に修道院があります。 丘の上にはケーリンガー城址が あります。 城の上まで登れるようですが、 今回は時間もなく、下からの 眺めだけでした。 |
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左手の塔は修道院です。 15世紀の建設です。 昔の要塞がそのまま残されています。 |
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街の中は石畳の通りが つながっています。 石造りの壁が続きます。 |
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修道院の内部です。 バロック様式で建てられています。 |
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城郭の一角が残されていました。 12月は観光客も少なく、 土産店もすべて閉店状態。 閑散とした街並みが時代を感じさせて くれます。 |
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ヴァッハウ渓谷はワインの生産地 としても有名で、ここでも ブドウ畑が至る所に広がって いました。 ブドウ畑から砦の眺めです。 |
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街のあちこちに古い時代の 城壁跡が残っていました。 |
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街の丘にあるケーリンガー砦跡です。 この砦は十字軍の遠征に参加した 英国のリチャード一世が1192〜1193 幽閉されていた場所です。 画面にポインターを置くと 別の角度からの砦を ご覧いただけます。 |
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対岸のフンツハイムの街並みです。 その奥の山の上にも お城が見えています。 |
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クレムスの街への入り口です。 街中は散策する時間が ありませんでした。 観光案内所だけに立ち寄りました。 |
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ドナウ川遊覧船です。 メルク〜クレムス間を航行 しています。 |
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クレムスの夕日です。 ドナウ川に沈む夕日が綺麗でした。 |
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