十日町市津南町
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2019年3月14〜15日と津南町のスカイランタンを見るために新潟県南部を再訪しました。
2015年10月末に紅葉狩りに訪れて以来の訪問となりました。
前回来た時には津南町の前を素通りして秋山郷へと向かいました。今回は津南温泉を目的に訪れました。
津南温泉では2011年の東日本大震災の慰霊のために、スカイランタンの打ち上げを始めました。同時に雪まつりが開催されます。
スカイランタンは津南温泉のホテルのあるスキー場のゲレンデで行われます。正式の雪まつりでは1日のみの打ち上げですが、
ホテルの主催で雪まつりの後ほぼ1ヶ月間ランタンのみ揚げています。今回は旅行社の貸し切りで1週間のイベントで最終日に
参加してきました。
雪まつりには1万人以上の人が集まるそうで、ランタンも抽選により数千個揚がるそうですが、旅行社のイベントは200個ほどの
ランタンが空に放たれます。それでも幻想的な風景が眺められます。
津田沼から湯沢へ
2019年3月14日に京成津田沼駅前からバスで新潟県南部地方へと
向かいました。トイレ付きのバスで、天候も快晴で快適なドライブとなりました。
2019年3月14日の午前7時40分にバスは
京成津田沼駅前を発車し、松戸で参加者が乗車。

外環道三郷南ICから高速で大泉まで走行、
大泉から関越道に入ります。
関越道の三芳PAで最初の休憩。

その後、群馬県内を走行し、谷川岳PAにて
2回目の休憩。このPAは関越トンネルの入口に
なります。関越トンネルは現在日本で2番目の
長さで約11キロあります。

トンネルを抜けて間もなく湯沢町に出ます。
湯沢石打ICで高速を降りると、ICに近い場所の
「魚野の里」と言う郷土料理のレストランで昼食を
摂りました。新潟名物の「へぎ蕎麦」です。

昼食の後は十日町市に出て、市内の「道の駅
クロステン」でギネスブックに登録されている
吊るし雛を見て、そこから津南町へと向かいました。

左図の緑の線が今回の新潟までの走行路程です。
オレンジの線は帰路に大泉から外環道渋滞で
鶴ヶ島から圏央道に入り、久喜白岡JCTから
東北道川口へ出て、外環道に入り、三郷経由
松戸、西船橋、JR津田沼駅とお客を降ろして
京成津田沼駅へと戻りました。

往復ともに大した渋滞もなく、快適なバスドライブ
でした。
 
松戸市街から外環道三郷南ICへ向かう
江戸川小山高架橋からの眺望です。

正面にスカイツリーが遠望でき、手前には
「江戸川ラインショートコース」があります。
外環道から眺める荒川の荒川第一調整池
排水門と手前は調整ダム「彩湖」です。
外環道から眺める荒川です。

これを渡ると和光市で大泉JCTまですぐです。
最初の休憩場所「三芳PA」です。

ここでは名物の「いも恋」という蒸し饅頭を
買いました。画面にポインターを置くと
蒸し饅頭をご覧いただけます。
中にいも餡と小豆餡の2種入っています。
群馬県に入ると正面に雪を冠る「浅間山」が
見えてきます。
浅間山は標高2568mの活火山です。

恰も富士山の如き眺めです。

手前に小さい白い像が見えますが、
慈眼院にある高崎白衣大観音像です。

高崎、前橋を通り抜けると榛名山の
山々が見えてきます。
この辺りには雪がありません。

左手奥には浅間山の雪が見えるだけです。
榛名山の山々が連なります。
この辺りには雪はありません。
谷川岳の麓を源流とする
利根川の流れです。

上毛高原の近くです。
谷川岳PAの近くまで来ると
さすがに雪が残っています。
山を越えてきた雪でしょう。
谷川岳PAです。

左手の水道は谷川山系の雪解け水が
約6年間浸透してきた水で、癖のない軟水
なのだそうです。自由に汲むことができます。
菜の花交通のトイレ付きバスが、今回の
旅程の全てに付き合ってくれました。
谷川岳PAの前が「関越トンネル」の
入口になっています。
日本で2番目に長いトンネルです。
関越トンネルを抜けるとまさに雪国です。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
という川端康成の「雪国」の世界です。
JR上越線の「土樽駅」です。

谷川岳の下をループトンネルで抜けた
所の駅です。

土樽駅の前を通過してしばらくすると
「魚野川」を渡ります。
正面には正面山があり、麓には
ルーデンス湯沢スキー場が広がっています。

手前の鉄橋と奥の鉄橋はいずれも
JR上越線の鉄橋でこの辺りはループに
なっているため、上りと下りがそれぞれ
単線となっています。
正面奥の細長い建物は新幹線湯沢駅です。
手前は湯沢町です。
 
関越道を塩沢石打ICでおります。
ICに近いところにある郷土料理の店
「魚野の里」で昼食です。

秋山郷へ紅葉狩りに行った折も
ここで昼食を摂りました。
その時はなめこ蕎麦とけんちん汁でした。
越後名物の「へぎ蕎麦」です。

これは4人分です。

画面にポインターを置くと
キノコのてんぷらやキノコの味噌汁
等もご覧頂けます。
 
郷土料理の店の反対側には
バームクーヘンなどのお菓子の店
「NATURA」があります。
魚沼スイーツガーデンと称しています。
ソフトクリームなども販売しています。
 
店の前から眺める雪山です。
湯沢のマッターホルンとまでは
言えないけれど、稜線が奇麗です。
店の裏側は雪に覆われた畑が
広がっています。
3月中旬でこの景色はまさに豪雪地帯の
証左でしょう。
湯沢から十日町市へ
昼食の後は、十日町市市街に出て、道の駅クロステンでギネスブックに
登録されている吊るし雛を見た後、津南町へと向かいます。
湯沢町から十日町市へと進みます。
この辺りは豪雪地帯でもあり、深い雪に
覆われています。
3月ともなると、谷川の流れは雪解け水も
増えるのか、勢いがありあます。
石打から十日町市へ向か途中にある
大沢温泉の大沢館です。

雪国の温泉と言う風情のある旅館です。

画面にポインターを置くと大沢館の
看板塔をご覧いただけます。
十日町市内にある「道の駅クロステン」です。
十の字をクロステンとしているのでしょう。

画面にポインターを置くと入口がご覧頂けます。


館内に入ると大きな吊るし雛が目に入ります。
傘吊るし雛と称し、その数の多さで
ギネスブックに登録されています。

その数は、詰め物がなされている雛が
11,655個あります。

詰め物のない雛はギネスでは公認されず、
これを含めると総数は12,088個
あるそうです。

傘吊るし雛の詳細は下記ボタンからお入り
頂けます。


 傘吊るし雛
十日町市内です。
雪国らしく、歩道には雪除けのアーケードが
備わっています。
雁木造りの雪除けが近代化されています。
十日町市内から津南町へ向かう途中で
積雪に対処できるように作られている
民家を色々見ることができます。

高床式にして、積雪でも玄関からの
出入りが出来るようになっています。

高田市へ行った際に見た住宅街も
同じようなつくりでした。
宿泊場所「ニュー・グリンピア津南」
です。
津南町雪まつりの日が過ぎた後は、
このホテルが雪まつりと同じ会場で
3月いっぱいスカイランタンの
打ち上げを行っています。

今回は旅行社共催の3月10日から
14日までの5日間だけ行われる
イベントの最終日に参加しました。
津南町スカイランタン
ホテルの敷地にあるスキー場がスカイランタンの会場になります。
到着後ホールでランタンに願い事を記入し、チェックイン後、
夕食の前にスカイランタンの打ち上げを行います。

スカイランタンの会場になるホテルです。
ホテルの内容や食事などは
下記ボタンからお入り頂けます。

 ホテル概要
ホテルに到着後付設の体育館で
ランタンに願い事を書き込みます。

出来上がったランタンは
画面にポインターを置くと
ご覧いただけます。

このランタンは一旦添乗員に預け、
打ち上げ会場で貰うことになります。
和紙製ですぐに破れるので、個々に
保有はしません。
スカイランタンの会場になる
ゲレンデです。

中央リフトの左側に団体ごとの
番号札が立てられます。
今回は1〜20番までありました。
1グループで30名としても
総勢5〜600人の参加となります。
勿論ホテルの宿泊客だけでなく、
近在のホテルの宿泊者が大勢参加
します。
日帰りの客もあるらしいです。

雪まつりの日には1万人以上が
集まるそうで、ランタンの打ち上げは
抽選になるそうです。
ランタン1個の値段は1,500円です。
3〜4人で1個のランタンを揚げます。
打ち揚げに先立ち、地元のお嬢さん
たちの火焔太鼓の演出があります。
逆光で少し見難いです。
夕刻6時になるとゲレンデの巻き藁に
火がつけられます。
雪ん子たちが松明をもって点火します。
巻き藁は一気に燃え上がります。
巻藁の火が燃え尽きるのを待ちます。
をれを合図に山頂に待機していた
スキーヤーが松明滑降してきます。
松明を持った9名のスキーヤーが斜面を
降りてきます。ホテルの従業員だそうです。
皆さん、スキーはお手の物なのでしょう。
滑降が終わるのを合図にランタンに
点火されます。風を入れて膨らませた
風船状のランタンに火を入れると更に
膨れ上がってゆきます。

熱気球の小型版です。
合図で一斉に手を放すとランタンは
空へ向かって浮き上がっていきます。

雪と夕闇の空に浮かんでいくランタンは
幻想的な風景を生み出しています。

放たれたランタンは夜空へどんどんと
浮き上がってゆきます。
最後はほとんど見えなくなります。

スカイランタンのイベント内容の詳細は
下記ボタンからお入り頂けます。

 スカイランタン
津南町から弥彦神社へ
翌朝はホテルの近くで「雪下ニンジン」掘りで、当初は一人3本が
袋にはいる限り採り放題となり、20本以上持ち帰りました。
その後、弥彦神社、寺泊の市場街経由で津田沼へと戻りました。
ホテルから数分の場所にある
人参畑の入口です。
人参の模型を掲げているおばさんが
人参狩りの説明をしてくれます。
説明の場所から畑へ向かうと
こんな素晴らしい風景に出会いました。
人参畑です。

我々のために畑の一部の雪を
奇麗に取り除いてくれてあります。

この畑に埋まっている人参を抜きます。
雪の下にあるニンジンなので
「雪下ニンジン」と称されます。
持ち帰って来た人参の一部です。
これ以外の物も含めて20本以上
ありました。
おすそ分けしようかと思いましが、
これをジュースにするとそれはそれは
甘くておいしくて、人にあげる気には
ならず、全て自家用にしました。。
人参狩りを終え、弥彦神社へと
向かいます。

十日町市はこれだけ雪があります。
清津川を渡り、高速入口へと
向かいます。
越後川口から高速道路に乗り、
燕三条へと向かいます。
高速道路から眺める越後山脈の
雪山です。
ただこの辺りまで来るともう街中の
雪はなくなります。
三条・燕ICです。
 
弥彦神社の大鳥居です。

この辺りは山にも地にも雪は
なくなります。

画面にポインターを置くと大鳥居の
別の画面もご覧頂けます。
 
弥彦神社の入口「一の鳥居」です。
l弥彦神社は新潟ー2−で
掲載済みで、重複する写真もありますが、
詳細は下記ボタンからご覧頂けます。

弥彦神社
 
昼食は寺泊にある「海風亭・日本海」
というお店です。
この建物の2階になります。
お座敷での食事です。

右側は別の団体の食事です。

味噌仕立ての粗汁は鍋で
煮ています。

画面にポインターを置くと
この日の昼食である「海鮮丼」の
画像がご覧頂けます。
まあまあ美味しい丼です。

食事の後は寺泊港の前にある
寺泊市場を散策です。

寺泊の様子は下記ボタンから
お入り頂けます。

寺泊の市場
寺泊からは一路千葉へと向かいます。

信濃川に架かる橋の向こうには
越後山脈の山並みが奇麗に
見えています。
山の名前が確認できませんでした。
 
新潟県内での最後の休憩は
湯沢石打PAです。

画面にポインターを置くと
石打のスキー場をご覧頂けます。

この後は再び関越トンネルを抜け、
群馬県から埼玉県経由、圏央道から
東北道、外環道路経由で松戸、
西船橋から津田沼へと戻りました。

お天気にも恵まれ、最高のランタン
打ち揚げでした。
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