富山県の風景ー2-
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富山の詳細は「富山県の風景」で詳述しています。

2018年2月に、新幹線で富山駅に出ました。
富山の薬屋さんを訪れた後、高岡市に向かい、瑞龍寺を
拝観後、小牧ダム経由庄川峡を船で遊覧し、船でしか
行くことのできない、大牧温泉で宿泊しました。

翌日は大牧温泉から庄川沿いに五箇山へ向かい、
世界遺産にも登録されている菅沼合掌集落を訪れ、
その後、岐阜県の飛騨高山へと向かいました。

その後の行程の飛騨~白骨温泉~松本城は
下のボタンからお入り頂けます。
飛騨高山の風景   白骨温泉の風景
富山へ
北陸新幹線で富山駅へ向かいます。2015年開通の北陸新幹線には同年の4月に上越妙高駅まで乗車しました。
富山駅は初めてです。新幹線はトンネル区間が多くて、車窓を楽しむ余裕は殆どありません。
東京駅から富山駅までは2時間14分の旅でした。
東京駅9時20分発の「かがやき507号」の
顔です。「かがやき」は上野・大宮・長野・
富山・金沢駅に停まります。

前回上越市に行く際に乗車した
「はくたか」は上記以外に結構停車し、
特に、長野からは各駅に停車します。

旅行会社から配られた弁当です。
「銀座大増」の幕の内弁当です。

富山駅以降のバス車内での時間余裕が
不明なので、早い昼を車内で済ませました。
長野駅を出ると、飯山あたりの車窓から
妙高高原を遠望することが出l来ます。
糸魚川付近の車窓からの眺望です。

雪山は「青海黒姫山(1221m)」だと
思います。

左手に見える発電所のパイプは
東京発電(株)糸魚川事業所です。
新幹線「富山駅」です。

画面にポインターを置くと
反対ホームの様子もご覧頂けます。
雪まだ残る富山駅前です。

正面は電鉄富山の駅ビルです。

画面にポインターを置くと
正面から見る新潟駅をご覧頂けます。
富山駅前通りの県道22号線です。

路面電車は富山市のシンボルです。
画面にポインターを置くおと走る市電の
様子もご覧いただけます。
富山市街の風景
富山市は富山県の中央部から南東部にかけて位置する市で、富山県の県庁所在地であり、
国から中核市の指定を受けています。人口は約42万人で、現在の市域は2005年(平成17)に設定され、
全国で11番目に広い市になっています。県庁所在地では全国2番目の広さです。また、富山県の総面積の
3分の1を占めています。
富山駅を南方向に向かうと
「富山市役所」があります。
此の辺りは県庁やNHK放送局、
NTT富山などが集まっています。

左寄り市役所の全景です。
市役所には展望台も設けられています。

右手の川は松川です。
中央奥の電波塔はNTT富山です。

市役所の更に南寄りに
「富山城」があります。

富山城は1543年(天文12)頃の築城と
言われていますが、室町時代の遺跡も
発掘されており、室町時代には現存した
とも考えられています。

城主としては神保長職(じんぼながもと)が
築城を命じたとも伝えられており、その後、
佐々成政が織田信長に封じられ、越中が
前田家の所領となると、前田家の隠居城
として使用されています。

廃藩置県後は県庁として利用され、
1954年(昭和29)に現在のコンクリート製
の天守が完成し、富山市郷土博物館として
現在も利用されています。

訪問時は車窓からの見学のみでした。
富山城の南東の方向に「越中反魂丹」を
商う薬屋があります。池田屋さんです。
反魂丹は天保年間に造られ始めた薬で、
その後、西洋薬に押されて、一時、廃れた
ものを、1936年(昭和11)に池田実と言う
人が、反魂丹の製造販売を再開し、
現在に至っているのだそうです。

店内では反魂丹の製造法を見せて
くれます。これは疑似品で薬では
ないそうで、お客に自由に触らせて
います。

画面にポインターを置くと製丸の
様子をご覧いただけます。

店内には各種の和漢薬製品の
対面販売を行っています。
座売り方式と言うらしく、店の人は
畳敷きの内側に座って、お客の
容態などを聞きながら適した薬の販売を
行うのだそうです。

隣には同じ経営の「富山県物産館」と
称する店舗があり、薬以外の土産品を
販売していました。

大通りは「平和通り」と呼ばれる道路です。
高岡市・瑞龍寺
高岡市は、富山県北西部にある市で、富山市に次ぐ富山県第2の都市で、県西部の中心都市です。
加賀藩主前田利長が築いた高岡城の城下町として発展し、高岡城の廃城後は商工業都市として発展しました。
新幹線の新高岡駅の側に「瑞龍寺」があり、仏殿、法堂、山門が国宝に、総門、禅堂、高廊下、 回廊、大茶堂が
重要文化財に指定されています。
富山市から北陸自動車道で高岡市へ
向かう途中に富山きときと空港が
あります。

「きときと」とは富山の方言で新鮮とか、
精力的という意味だそうです。

左手は富山空港の滑走路です。
左手富山空港の滑走路の側を流れる
「神通川」です。

ほぼ富山市内を南北に縦貫しています。
高岡市内を流れる「庄川」です。
川の右側は射水市になります。

高速道を小杉ICで下りて、国道58号線に
架かる南郷大橋からの庄川の眺めです。
奥に見えるのは北陸新幹線の高架です。

新幹線の新高岡駅です。

在来線の高岡駅はこの駅の北側に
なります。

新高岡駅と高岡駅の間に
「瑞龍寺」があります。
瑞龍寺の駐車場の南側にある道路です。
この奥に(東側)前田利長公の墓所が
あります。時間の関係で墓所までは
行けませんでした。

画面にポインターを置くと、瑞龍寺の
門前にある案内板の墓所の写真を
ご覧いただけます。
墓石は日本一の高さ(12m)です。
駐車場から瑞龍寺総門までの間の
通りに「前田利長公」の銅像が
立っていました。

左手は西本願寺高岡会館です。

画面にポインターを置くと
瑞龍寺の参道をご覧いただけます。

重文・瑞龍寺の総門です。
国宝の山門は現在修理中で
テントに囲まれ見られませんでした。

瑞龍寺の詳細は下記ボタンから
お入り頂けます。

 瑞 龍 寺
小牧ダム・大牧温泉
庄川の中流にある小牧ダムから船でしか行けない大牧温泉行きの遊覧船が出ています。
小牧ダムから大牧温泉の間は庄川峡と呼ばれて、美しい山峡の景観が楽しめます。
大牧温泉を訪れると、往復に庄川峡を楽しむことが出来ます。夕景と旭に光る山峡は紅葉の時期も
よさそうですが、雪の時期が一番綺麗なのではないでしょうか。

新高岡駅を後にして、庄川沿いの一般道を
南下して、小牧ダムから大牧温泉へと
向かいます。
その途中に中越パルプ工業(株)高岡工場
があります。
紙業メーカーとして1947年(昭和22)に
ここからスタートしています。

さらに南下を続け県道40号線を
走行途中で砺波市を通ります。

ここからは「鉢伏山」が遠望できます。

大牧温泉への渡船時間調整で、
この「庄川道の駅」で小休止です。

ここの名物、生姜ソフトクリームを
食べました。
画面にポインターを置くと
生姜ソフトアイスクリームを
ご覧いただけます。
道の駅から国道156号線を南下すると
山間に庄川を堰き止める小牧ダムに
でます。

正面奥は小牧ダムです。

画面にポインターを置くと
小牧ダムの別画面をご覧いただけます。
小牧ダムの堰に遊覧船乗り場が
あります。

ダムにより堰き止められた庄川は
小牧ダム湖を形成しています。

このダム湖から上流にかけて
庄川峡が続きます。

遊覧船兼大牧温泉への渡船乗り場です。

ここにはバスの駐車場もありますが、
観光バスの運転手・ガイドはここから
旅館までは同行しません。別の宿舎が
あるそうです。

画面にポインターを置くと乗り場内部を
ご覧いただけます。
内部には下図の時間表が掲示されており、
大牧温泉への船便は1日4便のみです。





駐車場から眺める小牧ダムとダム湖です。

雲一つない晴天で、ダム湖の青さが
素晴らしいです。
同行していたバスガイドさんは庄川が
こんなに美しい水だったとは今まで
気付かなかったと言ってました。
庄川峡を往復する観光船兼渡船です。

大牧温泉旅館への専属渡し船なので、
船のスケールはさほど大きくありません。
船上から眺める埠頭です。

後ろには雪崩防止柵が並んでいます。
庄川と言うより、ダム湖の延長部分です。
ゆったりとした流れの中を船が進みます。

空と水の青、雪の白、木々の茶色が
水彩画の世界を醸し出しています。

ゆったりとした川の流れに映る
山の姿はまさに墨絵の世界を
作っています。

ダムから大牧温泉の間の庄川峡の
往復の様子は下記ボタンからお入り
頂けます。夕と朝の景観をご覧
頂けます。


 庄 川 峡
左岸は大牧温泉の船着き場です。

通常はこの船着き場を通り過ぎて、
大牧温泉観光旅館の建物全景が
見られる場所まで航行してくれるのだ
そうですが、この時は雪崩の危険がある
との事で、夕・朝共に乗り場から迂回せず、
旅館全体の建物を見る機会が
ありませんでした。

画面にポインターを置くと建物の
資料写真をご覧いただけます。

船着き場から旅館入口への道です。
ここにはこの旅館一軒しかありません。

大牧温泉観光旅館の詳細と食事の内容は
下記ボタンからお入り頂けます。

 大牧温泉
朝の出発時には旅館の従業員が
並んでお別れしてくれます。
深々と頭を下げてくれました。
大牧温泉から五箇山へ向かいます。

五箇山へは小牧ダムから庄川沿いに
国道156号線を走行します。この道路は
「飛越峡合掌ライン」と名付けられています。

前日船で航行した景色を一部上から
眺める事に成ります。

大牧温泉地区はトンネル走行となり、
ホテルを上から眺める事は出来ません。

この橋は国道156号線から分かれる
長崎大橋です。
五箇山菅沼合掌造り集落
菅沼合掌造り集落は、険しい山間を流れる庄川の僅かな河岸段丘にあり、現在9戸の合掌造りの
家屋が残っています。豪雪地帯の自然に耐え、養蚕などの仕事場としても適した住まいとして、長い歴史を
重ねて完成されたのが合掌造りです。1995年に世界遺産に問おう彔されています。
国道156号線(飛越峡合掌ライン)を
小牧ダムから南下してくると、下梨地区に
出てきます。

右手の茶色い建物は県立南砺平高校
です。
五箇山地区の入口です。

上平地区から南方向に見える山で、
名前は判りません。
小原谷の方向になります。

国道156号線からの眺めです。
小原ダム湖です。
菅沼から北東方向の眺望です。
国道から眺める菅沼合掌造り集落です。

白川郷の合掌造りの集落に比べると
規模はうんと小さくなっています。

夫々の建物には人が住んでいますが、
土産物店や、飲食店を営んでいる
家が多いです。
「塩硝の館」です。
1階は展示室になっています。
入場は有料で、民俗館と共通の
入場券です。

菅沼でも江戸時代から火薬の製造が
盛んであったそうです。
「民俗館」です。1階と2階に資料や
古い道具類の展示が行われています。
時間が無かったので、ざっとしか見られず、
館内は写真の撮影が禁止になっています。

民俗館の裏側には神明社があります。
南砺市菅沼の掲示板と雪に埋もれた
レトロなポストです。
軒からたれているツララの長さも
関東では見られない長さです。

人の住んでいる家の周りは
綺麗に雪かきが行われています。
これだけ大きな茅葺き屋根の葺き替えは
さぞかし大変な事でしょう。

菅沼合掌造り集落の他の画像は
下記ボタンからお入り頂けます。


菅沼合掌造り
エレベーターで駐車場へ出ると
隣接する「合掌の里」が見えるかと
思いましたが、残念ながら庄川の
流れしか見られません。
五箇山ICから高速道に入ってすぐに、
中央の橋が見えます。

この橋は人が渡るとメロディーの
流れる橋だそうです。
庄川の支流に架かる橋です。

この辺は南砺市の上平地区です。
富山県と岐阜県の県境の
長いトンネルを抜けると岐阜県にある
「関西電力椿原ダム」に出ます。

右手の赤い鉄橋は国道156号線に
架かる「椿原橋」です。

ダムは凍っていますが、この上流に
椿原発電所があります。

この後は、白川村を遠望しつつ
岐阜県高山へと向かいます。
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