南部フランス
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ここでの南部フランスはリヨンより南の地方としています。また、モナコ公国を含んでいます。

2012年5月に成田発のエアフランスでパリへ直行、そのまま乗継便で
ニースに入りました。
ニースからはモナコへ立ち寄った後、バスで北上し、パリまで約2千キロの
道のりを移動しました。
気候的には思ったより気温も低く、快適な旅となりました。
価格が安く、観光先が盛り沢山のツアーコースを選んだので、毎日が忙しく、
それぞれの場所の滞在時間も短く、じっくり楽しむことは無理でした。
でもまあ、2度3度とこれる余裕もないので、ともかく、フランスのより多くを
見られたのはよかったのでしょう。
南は左の地図のようにリヨンまで三日がかりで移動しました。
南仏の太陽と景観はそれなりに享受出来ました。
南部フランスは訪問地点も多いので、それぞれの場所に分けて
ページを作成しました。
 ニース  エクス・アン・プロバンス マルセイユ アルル アヴニヨン ポン・デュ・ガール モナコ
アヴィニヨン Avignon
アヴィニヨンと言えば「橋の上で踊るよ踊るよ、橋の上で輪になって踊る」と言う
歌を思い出します。輪になって踊れる橋ってどんなかなぁと思って見に行きましたが、
どうも踊ったのは橋の上ではなく、川の中州だったようです。
また、ここは「アヴィニヨン捕囚」でも有名で、1309年にクレメンス5世が法王庁を
アヴィニヨンに移し、以降1377年にグレゴリウス11世がローマにもどるまでキリスト教世界の
首都として栄え、商業、芸術の中心地となりました。現在も宮殿が残されています。
アルルを朝出て
アヴィニヨンへ向かう
途中に渡った
ローヌ川です。
この辺りは
葡萄の栽培が
多いようです。
アビニヨンのサン・ベネゼ橋です。
「アビニヨンの橋の上で」の歌で
有名ですが、この上は下の誤訳
とも言われています。
この橋は聖ベネゼが神のお告げと
してこの橋の建設を10年がかりで
行ったと言われています。
その物語は長くなるので省略
しますが、元は木造の橋が
1090年に架けられました。
その後、1177〜1185年にかけ
石橋に作りなおされました。
その後、戦争や老朽化で
橋が崩れ、現在は4つの橋脚
だけが残されています。

サン・ベネゼ橋の近くにある
城壁跡です。
町を取り巻いていた城壁の
一部です。
高さは人の大きさと比べて
見て下さい。
城壁を市街側から見た
所です。
上の写真の反対側に
なります。
14世紀に作られています。
歴史地区にある住宅です。
街の通りは石畳です。
中央部が低く作られており、
道路の水が流れるように
してあります。
下水道の代わりだそうです。
選択の水なども流すのだ
そうです。
教皇宮殿です。
この左手には
ノートルダム・デ・ドン大聖堂が
建っています。
宮殿のメイン部分です。
教皇宮殿前の広場です。
右手の建物は17世紀に建てられ
その後造幣局などにも
使われて、現在は音楽学校
とのことでした。
壁面の彫り物が見ものでした。
正面は元大司教館の
プチ・パレ(美術館)です。
右手は岩山になっており、
ロシエ・テ・ドン公園が
あります。
宮殿入口をはいった
天井です。
木質でのサポートと
彫り物がいい感じです。
長年の間監獄や兵舎として
利用されてきた教皇宮殿は
内部はほとんど破壊され、
調度類なども何も残っていません。
あるのは建物の構造のみです。

それでも一部にはこのような
フレスコ画が残っています。

まどの部分で壁の厚さが
判ります。
堂内のフレスコ画も
一部残っています。
回廊の上部です。
下には庭が有ります。
庭ではローズ展をやっていました。
今年で6回目だそうです。
5月の期間限定の展示会です。

室内にもバラを利用したオブジェ
なども展示されていました。
教皇宮殿のニ階から
お隣の大聖堂の塔屋にある
マリア像を眺められます。
祝宴大広間です。
この日はバラのオブジェの
展示場に使われていました。
壁側は貴人、客人の席、窓側は
教会関係者の席です。
食事の際にナイフの使えるのは
法王のみだそうです。
食事を暖かい部屋で摂るために
大きな暖炉が備わっていました。

ポインターを画面に置くと
暖炉がご覧いただけます。
新宮殿の聖堂(だったと)で
天井も高く、規模の大きさを
感じますが、がらんどうです。

兵舎として使われていた
そうです。
大聴聞室(だったと)です。
天井の一部と壁面には
フレスコ画の跡が有ります。
左の丸いのは説教台だと
思います。
こんな窓枠も残っていました。
外は旧市街地です。

司教が馬に乗るための台だ
そうです。この程度の高さで
乗れたのかどうか不明ですが
下の説明書が掲示されて
いました。


教皇宮殿を出たところの
建物に「だまし絵」を
窓に使った建物が有りました。
これも芸術なのでしょうか。
時計台広場です。
中央の建物は市庁舎で
その屋上に時計台が有るので
この名前が付いたようです。

カフェテラスなどもあり、
市民の憩いの場なのでしょう。
市庁舎の隣にある
劇場です。
広場の真ん中には
メリーゴーランドが
あります。
フランスの色んな街の
殆ど全てにこのような
メリーゴーランドが置かれて
います。
モナコでは最高級ホテルの
庭にもあると聞きました、
フランス人は余程これが
好きなのでしょうか。
その割にはお客が少ない
ようです。
市庁舎の建物です。
掲示は「Hotel de Ville」と
なっていました。
ホテルと間違える人は
いないんかな。
広場には銀行もあります。
正面はフランス銀行の
建物です。
左は教皇宮殿の外壁です。
まるで砦です。

右は市内の道路から
大聖堂の鐘楼を眺めています。

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