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最後のブルートレインともいえる寝台特急「北斗星」で2015年5月に北海道へ行きました。 上野〜札幌を19時間かけて走りました(左図の黄土色の線)。 ブルートレインは国鉄時代からの客車による寝台特急(寝台急行)の愛称となっていましたが、 新幹線網の発達により、その存在感は薄れました。最後まで残っていた北海道を結ぶ直通寝台特急も、 北海道新幹線の開通に伴い、その役割を終えることとなりました。 それに代わり、「クルーズトレイン」が出現しています。JR九州が始めた「ななつ星in九州」」は観光客 対象の豪華寝台特急で、JR西日本、JR東日本でも同様の列車運行が予定されています。 ブルートレイン時代には東京〜長崎間を走る「さくら」に息子と一緒に京都〜長崎間で乗車しました。 B寝台が一般化する前には二等寝台、三等寝台が有り、三段式の三等寝台にも何度か乗車しています。 東京〜京都間の寝台列車「銀河」にも乗車しました。家族では大阪から出雲市までの寝台急行「出雲」 にも乗車しています。電気機関車やディーゼル機関車に引かれる寝台客車はもはや懐かしい思い出のみと なりそうです。 北斗星は2015年3月14日に運行廃止となりましたが、絶えざる人気に応え、同年4月〜8月の間 火木土の上野出発便が延長運行されています。同じく運行廃止となった「カシオペア」も同様に延長運行 されています。 北斗星の旅とともに、今回周ってきた小樽、余市、洞爺、大沼、函館を合せて掲載しました。 |
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今回小樽では運河の倉庫街見学と北一硝子のある堺町近辺の散策のみでした。 何度か来た街なので、「北菓楼」でアイスクリームを食べながら時間つぶしをしました。 小樽市の詳細は別項中・東北海道の小樽でご覧いただけます。 |
小樽の中心街にある小樽運河と運河沿いに 並ぶ石造りの倉庫街です。 小樽運河は1937年(大正12)に完成し、 小樽の海運を支えてきましたが、1986年(昭和 61)にその役割を終え、一部が埋め立てられ 残った部分は観光用に整備されました。 従い、当時の倉庫はそのまま観光用の レストランや物産館になって現在も残されて います。 |
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運河に架かる浅草橋のある港町交差点です。 5月は修学旅行シーズンとの事で あちこちに生徒さんの姿が見られます。 女子高生の団体にも遭遇します。 |
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浅草橋の袂にある倉庫の一つです。 石造りの姿がなんとなく時代を感じさせます。 |
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ロマンス交差点の近くです。 正面の洋館風建物はチョコレートで有名な 「ルタオ」本店です。 |
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小樽から余市にでて、ニッカウヰスキーの工場へ行きました。工場はJR余市駅前にあります。 1964年に学校仲間と訪れて以来の訪問となりました。 当時の記憶は皆無で、こんなだったかなぁ〜との思いで見学しました。 |
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余市から倶知安を経て羊蹄山の麓、京極を抜けて洞爺湖へ出ました。二日目の泊りは洞爺湖温泉です。 道中ではニセコアンヌプリや羊蹄山がすっきりと見えました。バスのガイドさんが北海道でもこれだけすっきり 晴れることは少ないというくらいの好天気でした。 |
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洞爺湖を後にして虻田洞爺湖ICから高速道(道央道)で森ICまで走ります。 森町で休憩後、大沼公園に向かい、公園では沼巡り遊覧船に乗船し、園内の レストランで昼食後、北海道昆布館に立ち寄り、函館へと向かいました。 |
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北海道渡島半島の南端部に位置し、人口約27万人の中核都市です。 過っては、青函連絡船の北海道側の拠点であり、函館本線のターミナル駅でもあります。 函館市街は函館山の麓に広がっています。 |
函館市の概念図です。 函館山が陸繋島になっており、市街地は 砂州に展開されています。 函館市役所のあるあたりで津軽海峡と 太平洋の間が約1km程となります。 この地形が函館山からの夜景の美しさに なっているようです。 宿泊したホテル(ラビスタ函館)は 元の倉庫街の建物を利用して一部を残す 状態で建てられています。 屋上には温泉露天風呂もあります。 函館駅はターミナル駅で青森、札幌への 起点となります。北斗星は函館でディーゼル 機関車に付け替えて、前後を逆にして札幌へ 向います。勿論、札幌発の北斗星はここで 電気機関車に付け替えて青函トンネルを くぐって青森へ向かいます。 |
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森町から函館へ向かう途中にある 「昆布館」です。 北海道の昆布に関する資料、展示が 行われており、各種の昆布の販売も しています。 画面にポインターを置くと 昆布館の周辺風景もご覧いただけます。 |
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昆布館の展示室への入り口です。 | |
こんな展示がされています。 右はコンブ漁に使われた道具類です。 |
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昆布館から函館新道を降りるともう函館市街です。 函館港には青函連絡船の「摩周丸」が繋留展示 されています。 船内は展示室やモデルルームになっています。 操舵室や無線室はそのまま残されています。 内部詳細は下記ボタンからお入り頂けます。 |
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末広町にある坂本竜馬の銅像です。 竜馬は実際には函館には来ていませんが、 本人は函館来訪への強い意志を持っていたのだ そうです。 龍馬の縁戚・澤辺琢磨が日本人で初めて洗礼を 受けた函館ハリストス正教会や、龍馬の甥である 高松太郎(後の坂本直)が明治新政府の役人として 赴任した五稜郭の箱館奉行所など、函館は 幕末維新の歴史と共に、龍馬の後継者ゆかりの 地として大変話題となっています。 |
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函館のシンボル函館山とその麓、元町にある 左手函館区公会堂跡と洋風家並みです。 函館市は函館山を陸繋島とする砂州上に 展開しており、同砂州が接続する函館山 北東麓斜面(元町・末広町)に幕末・明治期 からの都市景観が見られます。 当地区では明治期より度々大火に見舞われ、 そのたびに復興事業が行われ、大街路が縦横に 通る都市計画が実施されてきました。 1879年(明治12)の復興時には「斜面に 建つ家屋はウラジヲストック港のスタイルに ならうように」と決められ、2階の外観のみ洋風で 内部と1階は和風の和洋折衷建築が多数建てられ たため、坂の下の港から望むと洋風の2階外観 のみが目に飛び込む特徴的な景観が生まれた そうです。 |
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おなじみの函館山から見る夜景です。 今回は少し早目に登ったので、夜景と 言うより、トワイライトの景観です。 前回に来た2011年の時より光の数が 増えたように思われます。 |
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ベイサイドの赤レンガ街にある 左手オルゴール館、正面は我々の泊った ホテル・ラビスタ函館です。 函館の元町風景やベイサイドの風景は 下記ボタンからお入り頂けます。 |
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五稜郭は函館港開港時に元町に作られた 函館奉行所が周囲から丸見えと言う事で 外敵から無防備であるとの理由で、1866年に 現在地に移されました。 平城で城内が石垣で外から見えないようにした 五角形の土塁を持つ城です。 詳細は下記ボタンからお入り頂けます。 |
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函館から特急「白鳥」で新青森まで出ます。 北斗星で走った行程を電車特急で 戻ることになります。 |
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青函トンネルへ入る前に往路同様に 木古内駅で停車しました。 画面にポインターを置くと、海底トンネルへ 入る前の新幹線と在来線の共用鉄路が ご覧いただけます。 |
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青森駅です。特急白鳥は新青森まで 行きますが、ここで5分ほど停車します。 列車から大勢の人が降りて来て、 最後尾まで走ってきました。 何でかと見ていたら、ここには喫煙所が 作られています。 車内は全面禁煙のため、喫煙者が 押し寄せてきたのでした。 たばこの力はすざましいですねぇ。 |
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新青森駅からは東北新幹線「はやぶさ24号」に 乗車しました。 新青森駅発は14:38で東京駅着が18:04。 往路では10時間以上かかったのが、3時間半で 戻ることになります。 北斗星の旅は新幹線で終わることになりました。 旅はゆっくりが良いのか、早い方が良いのか、 判断に迷うところです。 |
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