|
|
|
|
|
中部・東海に 戻る |
長野県には海がない代わり、美しい山々があります。
山と川を主体に長野県を見てゆきましょう。
白馬村は八方尾根の麓を中心に北アルプスの山々をバックに持っています。
西から五竜岳(2814m)は日本100名山の一つです。八方尾根から上がる
唐松岳(2696m)、白馬鑓ヶ岳(2903m)、杓子岳(2812m)、白馬岳(2932m)と
五山を抱え、特に鑓ヶ岳から白馬岳の白馬三山は素晴らしい眺めです。
スキーのメッカ八方尾根は夏はトレッキングの人たちで賑わうそうです。
八方も栂池(小谷村)も中部山岳国立公園になっています。
今回は3泊4日のフリーツアーで白馬周辺を回りました。
梅雨のさなかで、天気予報も連日雨でしたが、幸いにも日中はほとんど雨は降らず、
快晴とはいかないまでも、十分な眺めを得ることができました。
到着日はまだお天気も問題なく、翌日以降の雨予報に早めに行ってしまえと、
時間に追われながらも八方尾根に上がり、八方山ケルンまで上がりました。
最終リフトが4時半と言うことで余裕は2時間しかなく、八方池は雪で覆われていて
見えないとのことだったので、途中であきらめました。
二日目は小谷村栂池自然園へ。ここも雪解けの遅れから、まだ雪に埋もれた状態で、
花畑も一面真っ白でした。ほんの一部で水芭蕉や幾つかの花を見つけました。
雨に降られないうちにと、下山後は白馬ジャンプ競技場へ。ここは長野オリンピックで
日本のジャンプ陣が団体優勝をした場所です。行った時には原田雅彦が来ており、
何時もはコーチに専念しているのが、珍しく飛んだとのことでした。
雪のない時にもジャンプの練習ができるように工夫されています。
三日目は白馬村西の端の南神城駅(JR東日本の最西端駅)から姫川源流と
親海(およみ)湿原に行き、塩の道(千国街道)を歩いて青木湖まで出ました。
さらに、白馬駅に戻って姫川に架かる大出吊橋を見に行きました。
さすがに疲れたと思ったら約3万歩の行程でした。
最終日はとうとう雨に降られ、白馬村の中の所々を見て歩くことで、旅を終わりました。
冬はスキーのメッカも、夏場は年寄りにも開かれています。
ゴンドラとリフトで20分、1850mまで一気に上がることができます。
第一ケルンからの白馬三山の眺めは北アルプスの中でもトップクラスでしょう。
第一ケルンから八方山ケルン(1974m)まで45分かかりました。
八方山ケルンから八方池までは更に45分の行程。今回は時間なく諦めました。
黒菱平から左は白馬鑓ヶ岳、中央杓子岳、その横白馬岳(’08.6.20) | 上はゴンドラ「アダム」 |
黒菱平(1680m)にある鎌池 花はポツポツ | 黒菱平の雪渓から五竜山・鹿島槍を望む | ||
第一ケルン(1820m)から白馬三山を望む | 八方山ケルン(1976m)から小蓮華山を望む | ||
八方尾根道で ミヤマカラマツ(?) | 黒菱平で オオサクラソウ |
栂池は小谷(おたり)村にあります。中部山岳国立公園と言うことで栂池自然園はゴミ箱はなく、みだりに
動植物を採集することもできません。自然を楽しむところなのでしょう。
ただ、今回は残念ながら雪解けが遅く、雪見になりました。それでもところどころに可愛い花が顔を出して
いました。
わたすげ湿原(1870m)から浮島湿原(1920m)を望む 雪のため浮島湿原までしか行けず、展望湿原(2010m)には行けずでした。 |
上はゴンドラリフト「イブ」 中は自然園入口 下は雪とガスの園内 |
わたすげ湿原では雪の合間に 水芭蕉が咲いていました |
水芭蕉湿原は高度が低く雪も少なく、水芭蕉が たくさん咲いていました。 |
||
わたすげ湿原の途中でエンレイソウ | 栂の森遊歩道で | ||
栂の森で一輪だけ咲くキヌガサソウを見つけました | 栂の森遊歩道でエンレイソウ | ||
栂の森で コバイケイソウ | 結構あちこちで見られました 名前??? |
|
2014年4月に再度ここを訪れました。 その時の状況は下記ボタンからお入り 頂けます。 |
姫川源流は日本名水百選にも選ばれている清流の湧き出る場所です。
この小さな湧水が、大出(後出)のつり橋の下を流れる大川になるのです。
源流の周辺は深い木立に覆われ、空気が澄んでいます。林の合間にマムシソウが
咲いています。まさに蝮が鎌首をもたげたような花です。
この源流の木立を抜けると親海湿原に出ます。湿原そのものはそれほど大きくはなく、15〜20分で一周できます。
時期的に悪かったのか、トキソウを見られた以外はあまり珍しい花には出会いませんでした。
日本名水百選の碑 | |
姫川源流 清流が湧き出ています。東と西の二か所から湧き出しています。 | 源流の説明板 (クリックで拡大可) |
姫川源流の林にある荒神社 | マムシソウ 中央の首をもたげたようなのが花 | ||
親海湿原 手前にカキツバタがあるくらいで あまり花は咲いていませんでした |
蘭系の トキソウ が咲いていました。 | ||
|
安曇野には塩の道(千国街道)という江戸時代の 商業に欠かせない道がありました。日本海から塩や 食糧などを松本へ運んだ道です。この塩の道は北は 糸魚川から南は御前崎に至る350kmに及んでいます。 |
||
南神城駅から青木湖へ繋がる塩の道 塩の道は糸魚川から御前崎にいたる350km の江戸時代の産業道路でした。 |
塩の道沿道にある鬼石 鬼が投げようとしても 重くて投げられなかったとの伝説がある。 西行法師がここで休んだとの説もある。 |
||
沿道には三十三体の石像が連なっています。 佐野坂西国三十三観音です。 |
三十三観音は青木湖まで続いています。 南神城駅から此処まで徒歩での往復は 疲れました。 |
白馬村には上記のほかにもいろいろと見どころがあります。
以下、いくつかをご紹介します。
白馬駅 一日に上り、下り 合わせて28本しかありません |
|
白馬村交番と山で亡くなった ひとの慰霊碑 山の交番らしく山小屋風 |
|
白馬八方温泉からの白馬鑓ヶ岳と杓子岳の眺めです。 | |
農家の内部です。 | |
川の水を引いて、手前の受け | |
白馬村青鬼(あおに)は藁葺屋根の農家が残っており、保存建築物と て長野県が補助金を出し、外装の手入れは県がやってくれるそうです。 藁葺は大変ということで、現在はカラートタン葺となっています。 |
手に水がたまると、猪脅しと同 様ガタンと落ちて、奥の杵が臼 を搗くと言うスローライフの典型 |
大出の吊橋 下を流れるのは姫川 | 平川神社 白馬は元は平川村と言ったそうです。 | ||
白馬と言えばジャンプ場 この日は原田雅彦が飛んでいました。 |
ジャンプ場全景 長野オリンピックを思い出す 人もおられるのではないでしょうか |
||
日本の風景に戻る | 志賀高原へ |